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文章の書き方を忘れたんですか

井上です。

文章を書くのはわりあい好きだし、ごくまれに書きたい気分が盛り上がることもあるんですが、それ以外はたいていなんも書きたくねえーという病に侵されています。

病というか、文筆業を営んでいるわけでもない俺にとってはそれが普通なんですよな。

なんも考えず生きていたい。

いや、実際のところ生きていくだけで精一杯で、生活やら仕事やらなにやらで考えることは無数にあって、それに溺れそうになりながらもなんとかやっているわけで、それでいて必要もない駄文を記すというのはとてつもない贅沢であると思います。

小説……というか、なにかの物語を考えるのってめちゃくちゃしんどい。
いや楽しさもたしかにあるのだけれど、もう圧倒的にしんどさが勝つ。
もともとあったわけでもない創作能力みたいなもんが、今やもう完璧に枯渇してるのをひしひしと感じます。
元来、趣味の創作における物語というものは、必死になにか考えて絞り出すように書くというよりは、こう……「こういうのが好き!!」「これを書きてえ!!」みたいな熱いパッション的なもので楽しく書けるにこしたことはないのですが……。
あれ、自分に書きたいことなんて、なにかあったっけ……?……ていうか俺って、なにが好きなの……?と、俺はわりと頻繁に迷子になります。
年甲斐もなく。

このnote界にはとてつもない熱量で物語を書いている人々が無数におりますが、つくづくすごいなと思います。
彼らの物語はいったいどこからやってくるのだろうと。
そして俺の中にあった物語は、いったいどこにいってしまったのだろうかと。

いや、もう別にいいじゃん。
それなりの職についていて、まあまあの責任もあって忙しくて、そんな日々のあいだに残されたなけなしの余暇なんだから有効に使えばいいじゃん。
ただ口を開けてゲームしたりアニメ観たり漫画読んだりの生活でいいじゃねえか……。

そう思いつつ、ときおり思いついたようにさして楽でもなければ有意義でもない創作活動をほそぼそとつづけているのがこのnoteとなります。
そういう物語なんだと割り切って、ほんのりがんばりまーす。

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