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太極拳からの学び~カタチを作りにいくのではなく~

毎月第一土曜日の午前中にSeeds room(女性のコミュニティRosa Mareの活動拠点であり、コーチング&コンサルティングルーム)で開催している『みんみんの陽だまり太極拳』のプログラム。

私はオブザーバーとしてその場にいるのですが、毎回、生き方に通じる気付きや再確認できることがあります。
太極拳は、もともと道教の陰陽五行思想から生み出された武術であることを考えれば、当たり前と言えば当たり前なのかもしれません。

今日、印象に残ったみんみん(いしいまゆみさん)の言葉

陰の動きより陽の動きが大きいから
   陽の動きに目がいき、
 陽の方のカタチを作りにいってしまう」

本来は…
陰極まって陽に転ずる、そしてまた、陽が極まって陰に転ずる、その循環。
だからこそ、あの流れるような、それでいて力強い動きになるのですよね。太極拳を見ていて、そのことに深く納得するのです。

でも、私たちは、陰があってこその陽であることを飛ばして、ついつい陽の動きの“カタチ”だけを作りにいってしまいます。

仕事でも、成果というカタチだけを作りにいってしまう。
WHY(なぜそれをやるのか)を飛ばして、HOW(いかにやるか?)とWHAT(何をやるか?)に意識が行ってしまいます。

私がやっているお金のこと(ファイナンシャルコンサルティング)でもそうです。「どの商品がいいですか?」「どうやって資産運用したらいいですか?」からスタートする人が多いのです。
でも、その前に。。。どう生きたいのか?何を大切に生きたいのか?
➡その人生を実現するために、お金はいくらいるのか? 
そこで初めて、全体のマネープランが生まれて、資産運用、商品の選択の順番なんですよね。

…と、全てに通じるなあと思いながらの太極拳のクラスでした。

冬に向かい、我が家の庭の植物たちは、それぞれのやり方、スピードで冬支度に入りました。芍薬は、冬の間、葉を落として根を伸ばし、ミモザは、もう固く小さな蕾をたくさん付けています。
そう、これからの陰の季節が、来春、花咲くためには必要なのですよね。
私自身も、見過ごしがちな陰の時を大切にしたいと思うのです。

吉川美有紀の自己紹介とLIFE STORYはこちら


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