92冊目:コンサル一年目が学ぶこと
私も社会人一年目なので、他の業種の一年目が何を学んでいるか、興味本位で読んでみました。感想としては、どんな業種にも応用できる普遍的な思考術が書かれていて、すごく勉強になりました。
本書の中で紹介されていたのは著者の一年目の時の経験や学びがざっくり、そして読者へのおすすめ参考書でした。具体的ではない分、逆に読みやすかったけど、内容の深さレベルが一年目向け(これから2、3年かけて勉強していく余裕がある前提)なのは否めない。
考え方を考える
一年目のコンサルの仕事ではリサーチをすることが多いそう。その中で闇雲に情報を集めていても時間は足りないし、思うような結果を得られないこと。そこで大切になることが考え方を考えるということ。
作業の手順を考え、欲しい答えの導き出し方を提示して合意を得てから行動に移す。
これは仕事以外でも友人と旅行先を選ぶ時に、闇雲に情報収集せず、重視するもの(食・アクティビティー・金額)の優先順位を立て、行動に移すというふうに応用できます。
常に自分の意見を持つ
若手ほど情報を集めて満足したり、他人(新聞など)に書かれ体験を自分の意見と混同してしまいます。何かの情報に触れる前、そのタイトルから自分で1分ほど考えてから情報に触れると自分の意見と情報の区別ができる。
ただ情報量を増やすのではなく、考え、仮説を立てる。そして事実は何か、そこから得られる解釈は何か、どう行動に移せば良いかを明確にする。
おすすめ本
本書ではいくつか著者が実際、大学時代などに勉強に使っていた参考図書が紹介されています。その中から特に気になった2冊をピックアップ。
『問題解決プロフェッショナル「思考と技術」』齋藤嘉則
『観想力・空気はなぜ透明か』三谷 宏治
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