グレイ

初めまして、グレイと申します。 現役のエホバの証人(JW)ですが、数年間の信者生活や将…

グレイ

初めまして、グレイと申します。 現役のエホバの証人(JW)ですが、数年間の信者生活や将来への疑問から組織を抜けることを決意しました。 しかし、妻と親がJWであり、現在のところ脱出は困難。 自分を捨ててしまわないために、ここに記録を残していくことにしました。

最近の記事

  • 固定された記事

夫婦で信者だったが、辞めたくなった時に読む記事①

こんばんは。 note界隈でもかつてエホバの証人だった人が、 「宗教2世」としてどのような人生を送ってきたのかを 次々と公開し始めています。 そして、今エホバの証人として生きることに疑問を抱いている人に向けて、 有益な記事をどんどん書いてくださっています。 これは、本当にありがたいことだし、 私自身にとっても、とても勇気づけられるのですが、 自分の状況と類似したケースでの経験談を見る機会はまだない、 というのが現状でもあります。 宗教2世の方の経験を読んでおりますと、

    • 脱会のステップ【第3章②マインドコントロールの手法】

      宗教を辞めたいと思っているものの、様々な理由で勇気がでない、行動できないという方に向けたシリーズ記事。 私自身のエホバの証人というキリスト教系の宗教団体での経験を基に書いております。 さて、本日ですが、 この脱会できない問題の核心部分であり、私自身にとってもここをいかにして突破できるかが最重要だと考えている部分であり、ぜひ興味を持たれた方はじっくりと読んでいただきたいと思います。 ※本日の記事は少々長くなると思います。前もってお断りしておきます。 「宗教2世」問題の難

      • 脱会のステップ【第3章①心理的影響を知る】

        宗教を脱会しようと思ったものの、なかなか行動に移せない、自分の決定に自信が持てないという方に向けたシリーズ記事。 私自身のエホバの証人という宗教団体での経験を元にして解説しております。 第1章は現状を知ること 第2章は聖書や組織の教義について知識を得ること について解説してきました。 本日から第3章に入ります。 この章では、主に「辞めたいけれど辞められない」という現象はなぜ生じるのか、そして、それは教団の教義とどのように関係しているのかといったことを心理学的観点を交えな

        • 脱会のステップ【第2章③組織を知る③】

          宗教を辞めたいけれど、辞められない方に向けたシリーズ記事。 私自身のエホバの証人という宗教団体での経験を元にして話しております。 前回までは、元教団のメンバーだった方の書籍を紹介していきました。 今回は、私が組織の矛盾点などを知るために役立ったインターネット上のブログを紹介していきたいと思います。 個人的には、体験談というよりも理論的に教義を考察していくタイプのブログに助けられましたので、そうしたブログの紹介が多めになっておりますことをご了承ください。 では参りましょ

        • 固定された記事

        夫婦で信者だったが、辞めたくなった時に読む記事①

          私が宗教を辞めようと思った理由①

          本日は、脱会のステップシリーズではなく、別の話。 なぜ、私が宗教を脱会したいと思ったのかについて少し話したいと思います。 これまで、「脱会のステップ」というシリーズ記事で説明しているように、 私はエホバの証人という宗教団体に所属していました。 なぜ辞めたいと思うようになったのか、理由はいくつかあるのですが、 そのうちの一つを記事に残しておこうと思いました。 その理由を一言で言えば 教団の言うとおりにしていても幸せにはなれない 教団は自分の人生の責任を取ってはくれな

          私が宗教を辞めようと思った理由①

          脱会のステップ【第2章③組織を知る②】

          宗教を辞めたいけれど辞められない人に向けたシリーズ記事。 私自身のキリスト教系の教団「エホバの証人」での経験を基にして書いています。 前回から、元教団の方の書籍を紹介しています。 ※まだの方はこちらを先にお読みください。↓ 組織はこうした元教団の一員だった人が発行する書籍や、書いているブログを「背教者の情報」として信者に見ることを禁じています。 それは「悪魔の罠」だと主張するわけですが、そうした背教者の書籍では、組織にとって書かれるとまずいことを指摘しており、それを読ん

          脱会のステップ【第2章③組織を知る②】

          脱会のステップ【第2章③組織を知る】

          宗教を脱会したいけれど、辞められないという方に向けたシリーズ記事。 私自身のエホバの証人という宗教団体での経験をもとにして書いています。 前回は、聖書そのものについて知見を広げるための一般の書籍を紹介しましたが、 今回は、いよいよ組織の教義に切り込んでまいります。 いわゆる「背教者」の文章も紹介します。 もしかすると、まだ背教者の文章を手に取ってみることに抵抗感があるかもしれません。 ・組織の教えに背くことになるのではないか ・神から見て罪を犯すことになるのではないか ・

          脱会のステップ【第2章③組織を知る】

          脱会のステップ【第2章②聖書を複眼で捉える②】

          さて、昨日の続きです。 まだ前回の記事をお読みで無い方はこちらからどうぞ。 前回は、脱会することにおいて、 エホバの証人と他のオーソドックスなキリスト教との教義を比較してみることの重要性を説明しましたが、 本日は、さらに外部からのアプローチです。 つまり、キリスト教や聖書自体を完全に客観的立ち位置から見てみようという提案です。 生まれながらにしてエホバの証人家庭に育ったという宗教2世の方でなければ、 神の存在や聖書の神聖性を信じていなかった時期があったはずです。(私もそう

          脱会のステップ【第2章②聖書を複眼で捉える②】

          脱会のステップ【第2章②聖書を複眼で捉える①】

          宗教団体からの脱会を考えているが、なかなか勇気が出ないという方へ向けたシリーズ記事。 私自身の「エホバの証人」という教団での経験をもとにして、どのようにして教団の教えから自由になって、自分の人生を再選択していくかを段階的に説明しています。 現時点で、エホバの証人であるものの、もうやめたいんだという方にとってはもちろんのこと、別の宗教を辞める場合にも役に立つこともあると思います。 よろしければ、続きをご覧ください。 さて、第2章は「知識を得る」という題で解説しています。

          脱会のステップ【第2章②聖書を複眼で捉える①】

          客観的な信仰は存在するか(後編)

          前回の続きです。 一応、本稿での「信仰」という言葉の定義を改めて確認しておきます。 聖書のヘブライ人への手紙11章1節の言葉をベースとして、 ① 神の存在や、聖書の神聖性という見えない事実を検証して得られた信念を土台として、 ② その聖書に約束された様々な将来の希望がきっと起こるだろうと信じ続ける これを信仰の定義としました。 そして、前回は①の部分を考えていく中で、結局のところ 「ある程度の(完全ではない)真実さ」を元に自分の意思で「信じる」と決めなければならない

          客観的な信仰は存在するか(後編)

          客観的な信仰は存在するか(前編)

          本日は、脱会のステップシリーズからは少し脱線しまして、 「客観的な信仰は存在するか」というテーマで少し書いてみます。 私は、エホバの証人というキリスト教系の宗教団体に所属していました。 何かの宗教を信じる姿勢を信仰と言いますが、 この信仰とはどこまでいっても主観的なものにならざるを得ないのではないかと 最近強く思います。 今日はこの「信仰」について少し考えてみたいと思います。 信仰の定義 エホバの証人では、信仰とは「理性的なものである」と教わります。 その根拠となる

          客観的な信仰は存在するか(前編)

          脱会のステップ【第2章①知識を得る】

          宗教脱会へのステップをシリーズにして解説しております。 とりわけ、信者同士で結婚したものの、のちに宗教を脱会したいというケースに特化したものとなっております。 私自身のエホバの証人という宗教団体での経験をもとにした話ですが、他の宗教をやめたいけれども、やめられないという方にも参考になる部分があるかもしれません。 よろしければ、続きをご覧ください。 今日からは、第二章ということで、 「知識を得ること」をテーマにして解説していきます。 「知は力なり」という言葉があるように、

          脱会のステップ【第2章①知識を得る】

          脱会のステップ【第1章③相談できる場所】

          宗教を辞めたいけれども辞められない人に贈るシリーズ。 私自身のエホバの証人という宗教団体での経験を元に、 どのようにして教団を辞めていくか という手順を解説しております。 ある程度、自分の置かれている状況を冷静に分析し、 経済的な状況を立て直すための対策を講じることができたのであれば、 次のステップに移りましょう。 次にすべきことは、 「この状況を相談できる人や場所を見つける」 ということです。 もちろん、前回までの記事が書いている経済面での安定と同時進行でも構いませ

          脱会のステップ【第1章③相談できる場所】

          脱会のステップ【第1章②財政再建part2】

          夫婦で信者である状況で、宗教を辞めたい時にすべきことシリーズ。 前回の続きです。 私自身がエホバの証人という団体に所属していたので、 そこでの経験をベースに説明していきますが、 もしかすると他の宗教団体にも参考にできるケースがあるかもしれません。 よろしければ続きをご覧ください。 さて、 今日は「経済的に自立するため」の対策② を紹介します。 前回で、転職をしたり仕事を増やしたりして、 今の経済状況を少しでも改善させようという話をしたと思います。 ↓ しかし、とは言

          脱会のステップ【第1章②財政再建part2】

          脱会のステップ 【第1章②財政再建】

          辞めたいと思ったものの、なかなか辞めることのできない宗教組織から、いかにして脱会するか。 とりわけ、このnoteでは ・信者同士で結婚しており、配偶者が信者である場合 どのように脱会を目指していくかを解説しています。 私は、エホバの証人という宗教団体に所属していたため、 そこでの経験を元にして説明いたしますが、 他の宗教団体でも共通している点もあるかもしれません。 よろければ参考にしてみてください。 今日は、「現状を分析」し終わった後、 次の段階です。 (前回がまだの

          脱会のステップ 【第1章②財政再建】

          脱会のステップ 【第1章①現状分析】

          このnoteでは、同じ教団内で結婚したものの、 教団を脱会したい場合どうやって辞めていくか を解説しています。 私が入っていたエホバの証人という宗教団体は、 自分たちの教団に留まっていない限り、 まもなく訪れる「終わりの日」という大患難で滅ぼされてしまう。 そして、信者だけがその「終わりの日」を通過し、 「楽園」という新たな世界で幸せに生きていける と教わっています。 したがって、 夫婦でこの教団に留まるというのは至上命題であり、 辞めたいと思っても、容易には辞めることは

          脱会のステップ 【第1章①現状分析】