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感情と自分をつなぐこと


noteを始めて、1か月が経ちました。

私にとって初めてのSNS。
誹謗中傷などネガティブなことも覚悟していましたが、そこは驚くほどに優しい世界線。
知的でハートフルなnoterさんにたくさん出会えて、その記事を通して、気づきや感情体験をたくさん得ています。(感謝)

昔から人間観察が好きだと自覚していましたが、心理を学び始めて”人の感情”に対して、特別な興味関心があることに気付きました。
他者の感情を正しく理解するためには、逆説的ですが、まずは自分の感情を正しく理解することで必要です。

この記事では、感情が与える影響と、それを自分と繋げることの価値について考えます。

▶この記事を書いた人

01| 感情と自分をつなぐ


人を作るのが‘理性‘であるならば、人を導くのは‘感情”である。

ジャン=ジャック・ルソー

ルソーの言葉とおり、人は感情によって行動を促されると言われています。
感情がどういう状態で現れるのか。
感情から得られた情報をどう認知して調整して処理するのか。
この感情処理の仕方が、行動や人格、メンタルヘルスへ影響するわけです。

感情による心身への影響をとても分かりやすく表現した作品が「インサイドヘッド」

ネタバレを含んでしまいますが…ご紹介させてください。

映画では、「ヨロコビ」「カナシミ」「イカリ」「ビビリ」「ムカムカ」という5人(5匹?)が、主人公の少女(ライリー)の心の操縦室で感情を操作しています。

ライリーは、ミネソタで友達に囲まれて好きなスポーツに精を出し、幸せに暮らしていました。
…が父親の仕事の都合により、サンフランシスコへ移住します。

新しい環境に飛び込んだライリーは、「ヨロコビ」が中心的であった感情表出に変化がおきます。
「カナシミ」が暴走しだすのです。

この暴走に「ヨロコビ」は危機を覚え、「カナシミ」に対して、『この輪から出ないでね』と押さえつけます。
押さえつけられたことで、「カナシミ」は自己制御できなくなってしまい…
より衝動的になってしまった「カナシミ」が事件を引き起こし、「ヨロコビ」と「カナシミ」が操縦室から追い出されてしまう…というストーリー

「ヨロコビ」と「カナシミ」が欠けた操縦室からは、「イライラ」「イカリ」「ビビリ」の不安定な感情が送られてくるため、
ライリーは徐々に精神不安定となっていき、友人関係など社会的な不適合状態が進行していきます。

ラストシーンでは、操縦室に戻れた「ヨロコビ」「カナシミ」により、ライリーが素直な気持ちを両親に打ち明けます。
とくに「カナシミ」を言葉にして伝えることで、両親はライリーを理解し、抱きしめて、共感を示します。
ここで、壊れかけていたライリーの心が蘇る演出がされているのです。

「カナシミ」はネガティブな感情であり、嫌われやすい感情とも言えますが、この映画では「カナシミ」を表出させることの価値を伝えています。

「カナシミ」と自分を繋ぐこと、それを表出させることで、周りの人はそれを支えてくれようとします。
それにより愛が感じられて、「ヨロコビ」が芽生えることにもなります。

「イカリ」「ビビリ」「ムカムカ」も、自分を守る大切な感情です。
「ヨロコビ」だけのポジティブ100な人生は、無鉄砲で危なっかしく不健全ですね。


いずれの感情も防ぎこまずに
自分とつなぐこと


”自分とつなぐ”とは、感情が行動や心身へ与える影響を認識して、”自己の価値観や行動目標と感情をつなげること”だと言語化します。

私自身、そのための学びを深めている最中です。

02| 感情を表出させるメリット


適切な感情表現は、インサイドヘッドからも見て取れるように、全体的な幸福感をもたらすことが分かります。

それを言語化するならば、個人的解釈では以下3点
 自分と他者の感情理解が深まり、良好な人間関係を築きやすい
 人から警戒心を抱かせず、好かれるキッカケとなる
 心のバランスを取れるようになる

「適切な感情表現」としましたが、「適切」がとても重要だと考えます。
それには、今回の記事とは逆説的ですが「自分と感情を切り離す」ことが出来るようにならないといけません。

長くなってきましたので、また次回、言葉に落とし込んでみたいと思います。

■あとがき


インサイドヘッド とても大好きな映画です。

耳よりな情報として、2024年夏にインサイドヘッド2が公開されるようです。
成長したライリーと新たに登場する感情も描かれるとか。
楽しみに待ちたいと思います。

最後までお目通しいただき、ありがとうございました。


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