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ウィッシュ(WISH)鑑賞の感想、評価※ネタバレあり

(鑑賞の感想って…ダジャレみたいになっちゃった…)

ウィッシュ、見てきました。字幕版。
最近異常にディズニー熱が強いの…。
100周年記念であるのと、
11月辺りに公開されていた
主題歌がめちゃくちゃ良かったので、
かなり期待していました。

多分にネタバレを含みます!!!

見た後の感想

ん??なんだか制作者側の都合が見える…。
伝えたいことが飽和しちゃったか?
100周年記念のプレッシャーか?
鑑賞者向けというより、
制作者向けな感じがしてしまった。

実写版アリエルはたくさん批評を食らっていたけど
私は普通に感動したし、いいと思った。

ウィッシュは…
忙しなく場面が動いて
一息つく間もなく
気づいたら終わってた…。
(しかも後述するけどかなり不服な終わり方><)

残念ポイント

伝えたいことに対してストーリーが薄い

そもそも。
テーマというか、伝えたいことはすごくいいと思う。

ディズニーらしい、夢と希望の大切さ。
実際に政治家が夢を叶えるふりをして没収するのは、現実世界でもよくあること

そういう方面(メインカルチャー)でない
エンタメ方面((メイン寄りの)サブカルチャー)の会社にしかできない、
夢の取り戻し方を描いていた。
ディズニーも政治をテーマにしだしたかと思った)

しかしなあ。
このテーマは壮大過ぎて
きっと複雑なところを描きすぎると万人受けを狙えないことを
危惧したんだと思う。

無理やり簡単にシンプルに描いたことで
何をいいたいのかよくわからない感じの
ストーリーになってしまった気がする。

そして、制作陣も
「絶対に受けなきゃいけない」というプレッシャーから、なんとなく描きたいことと違うことを察しながら、かけてしまったお金も莫大だし引き戻せなかった…。
勝手な予想だけれども。
そんな制作陣の虚しさが伝染して
なんだか謎に悲しくなってしまった。

王が可哀想すぎる

これが個人的に一番残念だった。

闇落ちINFJ感あった。
そこも共感してしまったんだと思う。

王様はつらい過去からみんなを守るため必死に努力…。
けれど、多数派がそんな王様の想いに気づけずぞんざいな扱いを受けてしまい
闇落ち。

みんなのために人知れず頑張っているのに
多数派からそれをないがしろにして
努力が無駄に終わったときが
INFJにはすごく悲しいのではないだろうか。

最後、王様は
王妃とさえまともに話し合いをさせてもらえず閉じ込められて終わる。

そんな悲しいことある??

その終わり方にしたければそれでもいいのだけど、
そうしたいのであれば、
無駄に王様に感情移入させる描写はない方がいいし
王妃の「閉じこもってなさい」のあとに
「少しの間だけね」
って微笑むとかあれば、まだ良かったんだけど…。

私にはむしろ
主人公のほうがヴィランに思える…。

キャラクターに魂がこもっていない

主人公のアーシャは、一応ENFJを目指して作ってるのがわかる。
のに、時々Feが消えるし。
(人々の意志より自分のしたいを優先する時はすごく違和感)

あや的には、アーシャはもう少し声を可愛くして、内向型だけど勇気を持って立ち向かうほうが、今回のストーリー的には映えたと思う(そういう点からすると、多分吹替版のほうが良かったんだと思う。声優がマッチしてるような。)

そもそもあや目線からすると、
なんだか全キャラに魅力が…ない…
珍しいな、と思った。

多分、現実世界のことを描きたかったのか
他の仕掛け(7人の小人モチーフにしたかった)と干渉した
とか色々理由はあるんだろうけど、
アーシャのお友達とか、誰がいたのか正直忘れた
(内向的な可愛い女の子と
裏切りそうに見えてそうじゃなかった
スネ夫みたいな子はちょっと魅力的だった)

ストーリー性を重視して(それも微妙だけど)
キャラクター一人ひとりに魂を
込めきれなかった印象があった。

良かったポイント

音楽!!

特に動物たちが歌い出すシーンは
すごくディズニーらしい高揚感があった。

主題歌のWISHは言わずもがな。
特に英語版の歌詞が良すぎる。

星のキャラクター

めっちゃ可愛かった!!
この子だけでも見に行く価値はあるのかもしれない笑(急に感想薄いな)

以上、私のウィッシュの感想でした。
期待を上回りはしないけど、
大きく下を行ってもいない…ので
気になった方は見てもいいかも。
個人的には吹替版がおすすめです。

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