言葉を持っておくこと
最近「かぜのたみ」さんという方のyoutubeをよく聴いている。
シンプルかつノンストレスで幸せな暮らしのコツを紹介されているのでおすすめです。
その方が、動画内でおっしゃっていた言葉がすごくしっくり来たのでご紹介します。
あらかじめ言葉を持っておく。
そして必要な時にサッと取り出す。
言語化したことはなかったけど、確実にこういう経験をしたことがある。
ふとした瞬間に、何年も前に読んだ本に書いてあった言葉が頭に思い浮ぶ。
そして、慌ててその本を探して開いてみると、私が今欲しい言葉が書いてある。
そういう経験は少なくない。
私は本を読みたい時に読みたいので、メモを取りながら読むのは苦手だ。
メモを取りながら読むと決めてしまうと、読書ノートかペンか机かどれか1つないだけで読書ができなくなってしまう。
スマホでメモをしようとしたこともあったが、なんで本を読みながらスマホも見なければいけないんだろうと思って辞めてしまった。
だから私は1度読んだ本の内容を全然覚えていない。
そのはずなのに、言葉を必要な時に然るべき時にサッと取り出せた経験は何度もある。
きっと言葉は私の心や頭の表面ではなくて、普段は見えないところにそっと仕舞われているのだろうなと思う。
だからこそ本棚は私の脳内そのもので、サッと取り出したい時に物理的にもサッと取り出せないと困る。
そう思うと本は捨てられない。
私の好きな考え方に、「言葉は箱である」という考え方がある。
1番大好きなバンドのLAMP IN TERRENのボーカル、松本大さんの言葉だ。
言葉は箱だと思う、とも言っていた。
言葉はあくまで入れ物。
1人1人違う考え方や思いを入れて、届けるための箱。
私は日本語が大好きなので、箱自体を愛でている時もあるけれど、言葉が手段であるという感覚は確かにある。
言葉を持っておくということは、色々な考え方を持って、視野を広く持っておくことに繋がるのかもしれない。
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