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高齢者は医療に過度な期待はすべきでない

『大往生したけりゃ医療とかかわるな【介護編】』著)中村仁一


の中に


健康寿命を伸ばすことに異論はない。


ただ必ず周囲の援助を受けながら

生きる期間がある。


その期間で大事なことは


『世話され上手になること』


が大切と書かれています。


世話され上手とは

1.自分でできることは精一杯する


2.自分でできないことをしてもらったときは相手が誰であろうと、必ず礼をいう


3.できるだけ愚痴や弱音を吐かない


の『掟3箇条』を守ることだそうです。


まさに!


ほんとにそのとおりだと思います。


高齢者は…


老化することは当たり前


元には戻らない


手伝いがいるのは当たり前


当たり前だから周囲には感謝する


横柄な言動は人を遠ざける


医療(リハ)に過度な期待はしない


できる限り老化した身体で何ができるかを考え行動し続ける


できないことをどう工夫するかを考え行動し続ける


つまりは頭手足を使いつづけること


これに尽きると思います。


セラピストは


過度に機能回復を期待させすぎない


機能訓練、歩行練習のステレオタイプ的なリハビリは必要な方だけ行う


機能訓練以外の生活拡大、生活構築リハのスキルを身につける


ご利用者のできる、できない、を気持ちを汲みながら判断する


介護職は


過介助にならないようにする


お世話と自律支援介護の切り替えタイミングを見極める


介護保険サービス職種は


信頼関係を築く


様々なことを喪失する期間が老年期であることを重々理解する


2017年の著作でしたが共感できるところがたくさんありました!

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