見出し画像

「食べることをケアする」誤嚥性肺炎防止ゼロを目指し、管理栄養士による研修を始めました。

こんにちは。ライフケア・ビジョン広報の三宅です。
私達は大阪府を中心に有料老人ホーム「はっぴーらいふ」シリーズを27棟運営している会社です。

これから半年間、毎月一回、食べる(摂食)と飲み込む(嚥下機能)に関する研修を実施することになりました。
今回は、その第一回目の様子をお伝えいたします。

実は「誤嚥性肺炎ゼロチャレンジ」の2023年


高齢者の肺炎の種類のなかで、最も罹患数が多いのが誤嚥性肺炎。70歳以上の高齢者の肺炎の入院うち、約7割が誤嚥性肺炎です(※1)。

実は本年初旬から、誤嚥性肺炎ゼロチャレンジを開始していました。
自社で嚥下体操動画を作成するなど様々な取り組みをしています。

お食事についても研修を企画していましたが、感染症予防対策等のため遅れており、今回ようやく開催できることに!🥳🎉

老人ホーム等の給食現場で経験豊富な管理栄養士が所属している株式会社 Sun more様のご協力で、半年間全6回の講座を開催していただきます。

当日の様子

今回は口に入れる前の「先行期」からレクチャーいただきました。

「先行期」とはこれから食べようとしているものを認識し、味や固さ、温度、におい、口へ運ぶ量や速さ、噛む力など、それを食べるための準備を頭で行う課程です。

車椅子の方の誤嚥のリスクについて。
足を地面に付けると飲み込みがしやすかったり、実は寝ている間が一番誤嚥の危険性が高い等……ふむふむと皆さんメモを取られていました。

二人一組で認知機能が低下した高齢者のロールプレイング。
目をつむった状態で水を飲んでもらう介助をしています。

いつ、どのように水が口に入ってくるかわからないため、「むせ」が発生します。ワークショップを通じて、高齢者の「食事」の安全について振り返る機会となりました。

利用者さまの状態に合わせた食事についての活発な質問が出ました。

受講者の感想

「貴重なお話をお聞き出来たので、利用者さんのお食事に還元できればと思っています」
「普段関わらない部分だったので楽しく研修を受けれました」
「コップと水を使ったデモンストレーションはびっくりしました」

残り5回ありますが、今回だけでも非常に学びになることが多かった研修でした!

(※1) 高齢化に伴い増加する疾患への対応について(厚生労働省)https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10801000-Iseikyoku-Soumuka/0000135467.pdf


この記事が参加している募集

オープン社内報

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!