見出し画像

私がフリーランスを選んだ理由

みなさん、こんにちは!
パリから帰国後イラストレーターとして活動しているMarie(マリー)です。

久しぶりに会う人や初めてお会いする方などからよく聞かれるのが、
「なんでイラストレーターになろうと思ったの?」という質問。
イラストレーターを選んだ理由はこちらに詳しく書いているので気になった方はご覧ください♪

さて、今回は会社を辞めて独立しようと考えた経緯についてお話ししようと思います。

独立自体は学生時代からずっと視野に入れて考えていたことでした。
自分としてはごく自然で、当たり前のような選択から今に至っているのですが、いざ帰国してから改めて周りの方たちにお話しすると
日本社会ではまだまだ、企業に属していないこと=珍しい、変わっていると見なされることが多いのだと気づきます。

今日はそんな勘違いされがちな?フリーランスについて、現フリーランサーがお話していこうと思います。

【フリーランスのメリット・デメリット】

まず組織に属すのとフリーランスとの大きな違いは、
会社に管理されるか、自分で管理するか
だと私は考えます。

「全てが自己責任という代償のもとに自由を手に入れられる」

という意見をたまに見かけますが、これだけ見ると少し勘違いされる方もいるかもしれません。

スケジュールを全て自分で調整できる分、
軌道に乗るまでは、会社員時代よりもはるかに多い仕事量と拘束時間で働く人も多くいます。
毎月のお給料の保証がない、先の予測がつかない、という状態は得も言われぬ不安感に苛まれるので、少しでもその不安が解消されるためにも働く、という行動に出るのだと思います。
この状況で、果たして自由を手に入れることができた!と言えるのでしょうか?
そもそも自由とはなんなのか?ということを考えさせられます。

前述の「自由」とは=「選択の自由」に尽きると思っています。
自分の好きな時間に、好きなところで、好きなスタイルで仕事を進めることができるのは、やはり醍醐味の一つかと思います。

あとは、仕組みを作ってしまいさえすれば、自分の自由な時間はいくらでも確保できるので、
そこまで来れば、自由を謳歌できると思います。

メリット:仕組み化まで行けば、究極に自由なライフスタイルが望める
デメリット:安定した所得の保証はない、慣れるまではスケジュール管理が大変


【今の職場に不満を漏らしながら仕事してない?】

以前私が勤めていたアパレル業界は、「身なり」というものを他業種以上に重視される現場でした。見た目を気にする環境なので、他人のことも自然と批判するようになります。

特に、最後に働いていた職場は居心地のわるいところで、他人や一緒に働いている仲間のわるくちばかり話しているような人たちだった為、私は人というものにほとほと疲れていました。上司からの指示で休憩を一緒に取らないといけない規則があり、避けることができなかったのもまた苦しかった。

そんな環境で良いパフォーマンスが出せるわけがなく、これが私の独立心を後押しする経験の一つとなりました。

彼女たちにしたら行き場のないはけ口で、唯一の憂さ晴らしであったのかもしれません。ですが、
自分は正しいとばかりに他人を攻撃することしかできない人たちを見て、「どうしたらもっと良くなるか」考えないのかな?と疑問でいっぱいでした。

辞めたいけど辞めることもできない、だから他人を攻撃するしかすべがなくなる、という心理は理解できる。

だからこそ、どうしたら良いか、どうやったらもっと現状をよくすることができるか、理想の生活に近づけることができるのか、考えたらいいのにと思います。
だって、私たちには「考える」という能力を与えられているのに。
その力を使わないなんて、機能は衰える一方で、自ら不幸に向かうようなものです。
なぜなら、自分で考えることが出来ないと、これからの時代はますます生きづらくなってくるからです。

【従順な人が重宝される時代は終わった?】

自分で考えることができない人が日本には多いと思う理由のひとつに、日本の社会背景が関係していると思っています。

私たちは人と同じような行動を取ることを教えられ、それが正しいと刷り込まれて育ってきました。就職して、20代後半には結婚をして、子供は早く産んだ方がいい。そういう人生が幸せだと思っている。そして、言われた通りに、上から与えられたことだけをこなせば良しとされる社会が、今の私たちを作っているのです。

これを仕方がないという言葉で片付けるのは簡単です。
諦めの人生か、自分の好きな生き方を掴みにいくか

気づいた人は今この瞬間から、いつだって選択できると思うのです。


【独立の決意は疑問を持つ瞬間から始まる】

フリーランスも向き不向きがあるし、
会社勤めで、現状に満足している方はそれで良いと思います。

大切なのは自分が納得しているかどうか

現状に不満や疑問がある方は、より良い生き方を選択してもいいと思います。
思想の自由は私たちに平等に与えられているのだから。
その術として、フリーランスは一つの道であるということ、かなと私は思っています。


【後悔しない人生を送りたいから、行動する】

学生時代から独立を考えていたとお話しましたが、始めは社会勉強として、会社の仕組みや一般的なことを学ぶ目的で企業へ就職を決めました。
ただ、組織に対する疑問やわだかまりは常にまとわりつき、理想と現実とのギャップにフラストレーションが溜まり、次第に体調を壊していきました。

初めて入った会社をやめたのが5年半後だったので、
「そんなに居たんだ?」と驚かれることが多いのですが、
あまりにも忙殺されると日常を繰り返すことで精一杯になって、なかなか辞めるという選択まで思考がいたらなかったのが事実です。疲れも度を越すと、感覚が麻痺して様々な判断ができなくなるし、一歩踏み出す勇気がわかなくなるのです。だから、辞めたいけど辞められない人の気持ちもよく分かる。

ただ、

なんとなく諦めてしまっている日々
叶うとしたら、本当はもっとやりたいことがあるのに自分の大切な感覚に蓋をして生きている

こんな毎日を過ごすのは本当に辛いです。

会社に属す働き方、というのは自分の理想の生き方、働き方、時間、大切なそれらを他者に管理されている状態です。

自分の本当の幸せな生き方について、ちゃんと向き合って、
今一度深く考える時間って辛い作業かもしれない。
ただもう一度、見つめなおして、自分に与えられた権利を一つ一つ取り戻して、大切にしていいと思うのです。

「なにかもやもやする、日々の暮らしに満足していない」
そう感じている方は、自分の大切なものを他者に手放していることが、一つの理由かもしれません。


私は会社員時代、誰かのせいにして生きたくないと心から思っていました。
自分の人生に言い訳はしたくないし、人のぐちを言いながら生活したくない。
最期の日に後悔しない人生を生きたい。
これが私の人生のテーマであり、原動力の一部です。

だから今の道を選びました。

【目の前に起こるすべての出来事は必ず意味がある】

そうは言いつつも、会社員生活で学んだこと、得たものは大きいと思っていて、大変だったけれど、それでも経験して本当によかったと思っています。

これまでの経験一つ残らず全てのこと・もの・人が、今の私を作っていると思うから後悔はしていません。その時々で、自分ができる精一杯を込めることができたら、どんな道を選んでも後悔はしないと思います。

大切なのは、他人事にしないこと。

今、こんな時代だからこそ、より強く感じます。

無関心でもなく、他人事でもなく、必要以上に悲観するでもなく、人を攻撃するでもなく、こんな時だからこそできる範囲で楽しく、健やかに過ごしたいと思うし

まずは目の前のことを大切に過ごすだけでもいいと思う。


この情勢を機に、独立や副業を真剣に考える方が増えたのではないかと思いますが、

はじめは上手くいかなくても、その都度、軌道修正しながら目標を見失わずに進んでいけたら、きっと自分の思い描く方向へ近づけるはずだと思いますし、私も日々そうやって取り組んでいます。

一緒に進んでいきましょう^^

ご共感いただけてとても嬉しいです!いただいたサポートは、より良いクリエイションを生み出すための資金として、貴方様と共有できたらと思っています。