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著作権。知らぬ間にアウト?!とならないために…

ビジネスでもプライベートでも、SNSで発信する人になってみると気になるのが著作権。うっかり権利侵害していた!なんてことにならないように、法律の知識も必要ですよね。でも、なんだか難しそう…?

そんな方にぴったりの本を、先日、弁理士の同期の方にご紹介いただきましたので、こちらでシェアさせていただだきます。

『SNS別 最新 著作権入門』(井上 拓・著(弁護士・YouTuber)、誠文堂新光社)

法律関係の本は、しくみや用語の解説が中心になることが多く(それももちろん前提として大切なのですが)、「それで、私の抱えてるこの場合はどうなんだろう?」がぼんやりしがちなのが難しく感じる原因かもしれません。

ですが、こちらの本は150ページ程度と読みやすいボリュームの中で、仕組みや用語の解説をしつつも、後半はかなりのボリュームを割いてSNSで発信する際に気になる「あるある」を取り上げ、具体的にわかりやすく解説している点が特徴です。

例えば、書評を書く際にアップしたくなる、書籍の表紙の画像。こちらの本でも、最初の例で取り上げられていましたが、実は著作権があります。さらに、顔写真が載っているようなものなら肖像権も考える必要があります。

私は弁理士でもありこのことを勉強したので、noteで書評を書くにあたっては、(許可を頂いた場合を除いては)表紙の画像は掲載しないようにしています。noteで書籍の紹介のためにアマゾンのアフィリエイトリンクを利用しているのも、著作権違反の問題をさけつつ、書籍の画像を掲載するためという面もあったりします(もっとも、ポチッとしていただけるなら、記事が少しでもお役に立てた証でもあり嬉しく思います(笑))。

個人がSNSで発信する場合を考えると、影響力の小さいアカウントだったり、あるいは著作者が不快に思わない内容だったりという事情で、黙認される場合も多いかもしれません(訴えるとなったらそれなりのコストがかかりますから)。でも、権利侵害である事実は変わらず、著作者の胸先三寸という不安定な状況。なにより「ばれないならルールを破る」と同じと考えるとモラルや信用にも関わることだと思います。

SNSにアップしたいくらいリスペクトしている作品や表現なら、なおさら、うっかりを防いでルールを守りつつ紹介していきたいものです。
そのためにも、発信するあなたのお手元に一冊、いかがでしょうか?

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