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僕は振り返ってみた

僕は、頭が良いわけでも悪いわけでもなく、中くらいだ。


誰かより何か優れているものも思いつかない。


運動は、あまり走ることができずにいたけど、ジャンプ力と鉄棒は結構自信がついていた。


プールには入ったことがなかったけど、もしかしたらと思うこともある。


僕は、小さい時から制限がかかることもあって何もできないんだと諦めてしまう癖がついていたのかもしれない。


背が入学した頃から20㎝も伸びていたし、高校に行けばもっと伸びる可能性すら感じていた。


これから、たくさんのことに挑戦してみたい。

幼い頃から喘息や痒いブツブツに悩まされて生きてきた僕。

いつも兄や誰かを羨ましいと心のどこかで思いながら生きてきた気がする。


でも、親や兄弟、友達、そしてコロやジローはきっとそんな気持ちとは裏腹に僕と接してくれたに違いない。


相手の気持ちを思いやる前に、こんな弱い僕の気持ちを優先させてと思っていたんだと思う。


毎日のように兄弟喧嘩をしていて、兄に泣かされては母親に兄を怒るように仕向けた。

お父さんが兄たちを怒っている姿を見て僕は学習した。

弱かった僕を1番大事にしてくれたおばあちゃん。


そして、コロとジロー

お前たちも僕にたくさん教えてくれたね。

成長するほど大事なものが増えていく・・・

けれど、別れがきた来るたびに強くなって成長することを。

これからも僕は成長していくんだ。

つづく


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