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勉強ができるようになっていった。
勉強時間も増えてきた。

寒い冬が過ぎ、暖かい春がやってきそうな時期が来ていた。

そんな矢先、また大きな壁が立ちはだかる。

椎間板ヘルニアが再発したのだ。
椎間板ヘルニアとは背骨と背骨の間の軟骨が飛び出し神経を圧迫する病気だがそれを僕は中学生の時に患ってた。

勉強時間が増え、座る時間が増えていたため腰に負担がかかりヘルニアが再発した。

腰から下が痛む。
特に左足はナイフでえぐられたように痛かった。
寝ても立っても座っても激痛が走った。

ただ、それでも、心が折れることはなかった。

「僕なら乗り越えられる」
心ノートには毎日毎日自分を鼓舞するような言葉を書いた。
他人に見られたら少し照れ臭いくらいの熱い内容だったが、気にせず書いた。

しかし、無理して勉強すればするほど腰の痛みは増していった。

春が過ぎ、梅雨の季節になっても一向に問題は解決されなかった。

くそ。
つづく
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