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ひとりっ子について考えてみた

今回はひとりっ子について書きたいと思います。

私は現在3か月半の息子を育てていますが、2人目の子どもについては考えていません。
理由はアラフォー(42歳)で高齢出産になることもあり、母子共にリスクが高くなること、そして体力面で二人を育てていく自信が持てないためです。

ただ、周囲からは「二人目を考えていないの?」「やっぱりきょうだいがいた方がいいよね」などの声をもらいますが、その度に複雑な心境になります。
皆さんはいかがでしょうか?

ひとりっ子というと「わがままに育てられている」「マイペースで協調性がない」「きょうだいがいなくて淋しそう」などの、マイナスイメージを持たれている方もいらっしゃるかもしれません。
私も以前はそうでした。

きょうだいがいれば、お互い切磋琢磨して育つことが出来ますし、家庭も一種の社会として捉えると、子どもも家庭の一員として、両親、きょうだいを信頼し、協力し合って家庭を運営していく必要がある、と考えることができます。
子どもが社会に出る前に、きょうだいがいる環境下で社会で生きていくのに必要なスキルを家庭で学ぶことができるメリットは大きいと思います。

「やはりきょうだいがいたほうが良いのだろうか」と考えていた時に、「ひとりっ子でも良いのではないか」という気持ちを肯定的に考えることができる本に出合いました。

ひとりっ子は、親の愛を独占できるため、きょうだいがいる子以上に、
「自分が両親から愛されている」と感じることが出来るメリットがあります。

ひとりっ子の育て方 諸富祥彦著

きょうだいがいないということはデメリットと考えがちですが、実のところ、きょうだい間の争いは、どちらかに、大きな心のダメージを残してしまいます。「きょうだい間の争い」という経験をせずにすむことは、ひとりっ子の大きなメリットです。

ひとりっ子の育て方 諸富祥彦著

「きょうだい間の争い」

この言葉を聞いて、姉のことを思い浮かべました。
私は姉と二人姉妹ですが、幼少期は体が弱く、両親は私に手をかける時間が多かったせいもあり、姉は私に対してとても厳しかった記憶があります。
今考えると姉は「お父さんお母さんは妹ばかり見ている、私のことも見て欲しい」という淋しい気持ちがあったのではないかと思っています。
両親を困らせるような行動をすることもありましたし、「自分が両親から愛されている」と感じることが出来ず、淋しい気持ちの裏返しの態度を取っていたのかもしれません。
母も、子育てを終えた後に、「姉は何でもできる子だったから手がかからなかった。一人でも大丈夫だろう、と思っていたが、そうではなかったんだね」と当時のことを振り返っていました。

著者の諸富祥彦さんは、子育てで最も大切なことは、

子どもに「自己肯定感」を育てることであり、「自己肯定感」を育てるには、スキンシップを多くとる

と語られています。

具体的には、

・心を込めてゆっくり抱っこをする
・ペタペタさわる
・ぎゅっと抱きしめる
・ほっぺにちゅ

大げさにするくらいがちょうどよいそうです。

今0歳の息子を育てていますが、「心を込めてゆっくり抱っこする」これを実践しています。
と言いつつ、「抱っこして寝かしつけしたら次は家事をやろう」「洗濯物取り込まないといけない」など、息子を抱っこしながら他の事を考えてしまっている自分がいます。
意識しないと忘れがちになりますので、何度も自分に言い聞かせながら日々実践しています。

他にも、親として今後以下を実践していくつもりです。

・子ども同士での関わる機会を意識的に増やす
・絵本を読む、読書をする

私は現在育休中ですが、来年4月には保育園に入所させて仕事復帰をする予定です。
小さい時期から保育園で他の子どもさんと接する中で、ひとりっ子だと形成しにくい「人間関係のスキル」を身につけて欲しいと考えています。

また、ひとりっ子ですと、きょうだい関係から生じる「楽しい」「くやしい」といった感情を直接体験する機会が少ないです。
読書を通じて、本の中の登場人物に感情移入して、間接経験を積んで欲しいです。

先行きが不透明な時代に、わが子には「お父さんお母さんが味方でいてくれるから、自分はどんなことがあっても大丈夫!」という自尊心を持って、たくましく育ってもらいですよね。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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