最近の中学英語の教科書って!
ジャーナリストの池上彰さんが好きで
よく著作を読むんですが
このたびこんなのを読みました。
世の森羅万象を知り尽くす名ジャーナリスト
池上彰が
元外務省主任分析官で作家の
佐藤優とともに
地理 歴史 公民 理科 数学 国語 英語 道徳
8科目12社54冊の
中学校教科書を読み比べ。
座談会形式で書かれた著作です。
いやあ〜スゴイですよ。
最近の中学教科書。
昔とはずいぶん様変わりしている模様。
日本の教育は
受験のことしか考えていなくて中身がないとか
教養が身につかないなんて
よく批判されるものですが
最近はそうでもないかもしれませんよ。
批評を読んでいるだけで面白く
大人の私も学び直しのために
全科目買い揃えちゃおうかと思うくらい。
特に驚いたのは英語の教科書。
なんでも登場人物が多国籍なんだそう。
私の頃はたしか
日本人のEmiとKenと
トロント出身のGreen先生(女)が主な登場人物で
そのほか時々出てくるちょいキャラたちも
ほとんど白人だったと記憶しています。
佐藤氏も
と振り返り
池上氏は
と評価します。
グローバルでダイバーシティな
現代の令和社会を色濃く反映し
教科書も時代の変化とともに
著しく進化し続けているわけですね。
大変興味深い内容でした。
英語以外の教科書についても大変面白く
池上氏は
「中学校までの教科書の内容を網羅すれば
大人として恥ずかしくないくらいの教養が身につく」
と言及。
近年「学び直し」とか「リスキリング」なんていう言葉がよく聞かれるようになりましたが
まさに中学校教科書はうってつけかもしれません。
新年度はまだ始まったばかり。
なんだって出来る気がするハジマリの季節。
何かを始めたい大人の方に必見の一冊です。
(キマッタっ!笑)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?