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ゆるい読書ノートとささやかなポリシー

簡易なものですが、読書ノートを作っています。
歳をひとつとるごとに1ページめくりながら、読んだ本の題名、著者名(作者名)、出版社を記すだけです。

こちらは現在進行形のページ。
あと半年で次のページへいく(=ひとつ歳をとる)というのに、15冊しか読めていません。
1年に20冊前後です。そんなもんです。

活字を読むのが好き、紙に文字を書くのも好き。
読んだ本を並べて「羅列」するのも好き。
今年はこれだけ読んだな〜ムフフ、とするのもけっこう好き。
好きがたくさん詰まった、大切なノートなのです。

さて、読みたい本を選ぶときは、新聞の書評欄に載っていて面白そうなものや、ファッション誌でモデルさんがおすすめしているものなんかを参考にすることが多いです。
既に読んだ本の参考文献や、同じ著者の別の著書や、同じ出版社の別の書籍を、芋づる式に読んでいくこともあります。

だけれども、大事にしているのは、「偏らないこと」です。

私は常日頃から、各方面においてニュートラルな人間でありたいと思っています。
偏った思想や極端な意見は、とてもリスキーだと思うからです。

例えば、私はジャーナリストの池上彰氏の著作が好きでよく読むのですが、池上氏は常にニュートラルな視点で物事を解説しています。
社会主義的で経済に積極介入する大きな政府と、資本主義的で自由競争を重視する小さな政府、そのどちらに賛成とも述べません。
大きな政府と小さな政府、そのどちらも一長一短だということを説明し、その先は読者ひとりひとりに考えさせます。

私もそんな風でありたいと思っています。

こういう態度は、時にズルいとか卑怯と指摘されます。

しかしながら、私は、過激な意見を強く述べて何者かを論破するほど世の中の全てを知っていないという自覚があるんです。
ものごとの表と裏、よく知りたいと思っています。

もちろん、池上氏の態度を盲信することこそ偏った思考なので、よく気をつけて。
池上氏が全て正しいとも思い込まず、いろ〜〜〜〜んな分野のことを、たっっっくさん知りたい、考えたい。

ニュートラルな人間でいられるように。

そんな想いで、今日も私は活字を読みます。

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