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#02 モバイルアプリ考察 〜誰でも簡単に音声を録音して配信できるアプリ「stand.fm」〜

この記事はなに?

モバイルアプリオタクの筆者がアプリをインストールしてから一通り触ってみた後の感想記事です。

Stand.fmとは

音声配信ができる音声配信プラットフォームアプリです。
前回のVoicyと違うのは誰でも配信できる点です。ただ、審査して収益に繋げるスキームもあります。
他には、リスナーによるレター機能や、配信者同士のコラボ機能がついてます。

【離れていても、友だちとコラボができる】
相手もstand.fmのアプリをダウンロードしていれば、複数人での会話をライブや収録で配信することができます。
ライブ配信では10人、収録放送では4人まで同時にコラボすることができます。

【レター(お便り)で話題にも困らない】

レター機能を使うと、あなただけが見える形で質問や感想をかんたんに受け付けることができます。
レターでもらった話題に、音声でお返しするのがおすすめです。

Stand.fmのAppStoreから引用

課題&利用シーン

どんな課題をもっているか?

アプリユーザー側

  • 配信者を身近に感じるようなコンテンツを楽しみたい。

配信者側

  • 音声配信をしてみたいけど、何から始めればいいか分からない。

利用シーン

利用きっかけ

  • 自ら音声配信をしたいと思った時->日頃から音声コンテンツを聞いており、行動力を持っているユーザー。

  • 顔を出すことに抵抗があるが、配信や発信に興味がでてきた。-> 競合としてIRIAMやREALITYも入ってきそう。

  • 好きなインフルエンサーがStand.fmで配信している。->他の音声プラットフォームより有名インフルエンサーが多くないのであまり多くはなさそう。

周りからの反応

  • 音声を聞くこと音楽を聴くことと変わらないのでハードルになり得ない。

  • 配信に対しては周りに言うことは多くなさそう。

  • 音声SNSの側面は薄く、リアルな人間関係とは別キャラクターとして配信する人が多そう。

期待値

  • 音声を通して、リスナーや配信者と交流がしたい。

  • より身近に配信者を感じたい。

UIUX

1 メインアクションの動線が配信になっている

下タブのセンターボタンが配信ボタンになっており、音声配信のハードルを下げたいという思想が見えます!
また、HIGではホームタブのように具体性のかけるタブは避けるべきと明記されているので、ホームタブの使用は若干の残念感があります。

2 音声コンテンツの合間に広告を表示

音声コンテンツでモバイル広告を表示しているのは珍しいなと思います。
音声配信初心者がメイン層なので、音声広告を導入するのは配信のハードルをあげてしまうのでしょうか?🤔

3 コミュニティ機能が存在する

個別のアカウントからお知らせを届けられるようになっています。配信者との近さを大事にしているのだと思いました。

4 ライブ配信のみの画面がある

ライブ配信チャンネルのみの画面に飛ぶ動線がトップ画面の右上に配置されている。アイコンが⚡️ボタンなので、若干ライブ配信アプリに耐性がない人はわかりづらいかもしれないと思った。
とはいえ、トップ画面からライブ配信に遷移できるのはコミュニティ機能と同様に配信者とリスナーのつながりを大事にしている思想のアプリだと思いました。

開発技術

どうやらReactNativeでアプリは作られているそうです。
ちょうど2020年あたりはFlutterよりReactNativeの方が人気だった印象なのでそれもあるのかなと思いました!

感想

Voicyとの違いはリスナーと配信者の距離が近くなるような機能設計が豊富で、その思想が全面に出ているのが面白いですね!
また、Voicyはインフルエンサーとリスナーは明確に違う層だと思いますが、stand.fmは配信者も他チャンネルのリスナーになっているのではないかという印象を受けました👍


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