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「評伝 モハメド・アリ」ジョナサン・アイグ

4.5/5      その198

俺がアリを初めて認識したにが、キンシャサのフォアマン戦。
確か中1。
それもニュースか何かのダイジェスト。
フォアマンが手を開いてバタバタしてアリもなんかきちんとパンチを放っていないという感じ。
ヘビー級ってボクシングとはちょっと違うという印象を受けた。
ところがのちに白黒映像時代のアリを見るとびっくりである。
レベルに違う動きに感動した。
しかし、テレビで動くアリはぼんやりしていてそれほど強さを感じなかった。
最近NHKの映像の世紀、バタフライエフェクトでアリが登場。
徴兵拒否についてアリの発言を知った。
アリは偉大な行動をしていたのではないか。
そして今回、この厚い本書に触れる。
ボクサーアリの強さとともに人間の弱さを感じるちょっと悲しい人生だったような気がする。
強く大きくなるに従って、それを制御する難しさ。
望んだ生き方がどれだけ実現できたのだろうか。
もしかしたらそんなことよりも今を精一杯生きたということか。

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