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人目を気にしないで書く方法

 ここ最近の記事は、ちょっといつもと雰囲気が違うと、感じられたかもしれない(もしかしてものすごく読みにくい?)。というのも最近は、Googleドキュメントに文章を書いて、それをnoteに投稿しているから。もしものためにと、バックアップのためにGoogleドキュメントに書き始めたのだが、書く媒体が変わっただけで、文章の内容も変わったような気がするのだ。

 noteに直接、文章を書く時は、「人に読まれている」という意識を持って、書いている。noteで下書きを書く時に、noteのホーム画面に一度入ることになるが、その時に、いろんな記事が表示される。
 その時、たとえ自分では意識していなくても、心のどこかで「読者に受ける文章を書かなくてはいけない」と思っている自分がいる。そのため、noteに下書きを書く時には、「人に読まれている」という自意識を伴って、書いている気がするのだ。

 

 一方、Googleドキュメントに文章を書く時は、他の方がどんな記事を書いていて、また、どんな記事が今伸びているのかという情報は、入ってこない。そこにあるのは、過去に自分がGoogleドキュメントに書いた文章だけ。なので、良い意味でも悪い意味でも、自分の文章が誰かの文章にひっぱられない。

 書こうと思ったことを、そのまま、文章に起こしていくことができる。それが文章の変化につながって、「なんか最近変わったな」と、もしかしたら読者に勘づかれたかもしれない。

 Googleドキュメントに書く文章は、すごく内省的なものになっていると、自分でも感じる。「自由に好きなことを書いてください」と言われれば、たぶん、Googleドキュメントに書くような、自分と向き合うような文章になるのだと思う。

 

 自分にとって、文章を書く一番自然な理由は、内省することなのかもしれない。「人に読まれている」という意識を持って書いた文章の方が、読みやすくて、おもしろいのだと思う。けれど、自分としては、Googleドキュメントに書く文章のほうが、しっくりくる。迷いなく、投稿ボタンを押せる。これまで、無理して読者を笑わそうとして書いたエッセイが、多かった気がする。

 そういえば、自分は日記をつけるのが好きだったな。だれかが読むわけでもないけど、思ったことをただ書いていくうちに、バラバラだったものが秩序立てられていく感覚がすきだった。今抱えている問題も、言語化することで客観的に見れて、落ち着いて対処できる。Googleドキュメントで文章を書くのは、それと近しい作業だ。

 noteに投稿しなくてもいいので、思ったことをそのまま、このGoogleドキュメントに書き残していこうと思う。何年後かには、パンドラの箱行きになっている文章もあるかもしれないな。ぜったいに読まないでね。


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