人を動かすとは、人の心を動かすという事 part.2


こんにちは、人材コンサルの澤田です。

ビジネスシーンにおいて、部下の心を動かすとは、どういう事なんでしょうか?

有能なリーダーたちが自分の成長のためになったと思う事として、

自分自身の経験 70%
上司などからのアドバイス 20%
研修や本を読むなど 10%

と、されています。

僕自身のこれまでの経験からして、部下が積極的に動く上司というのは、部下とのコミュニケーションの中で、仕事全般、部下にとって意味のある仕事と伝える事が出来ている状態にある事が多いと思います。

その仕事が、部下自身の成長、チームの成長、成長と少し違うけど、
部下自身にとってもプラスになる、チームにとってプラスになるなど、
何かしらの意味がある仕事だと伝える事が出来て、部下もそれを信じる事が出来ている関係。
もっと言うと、自分たちの努力の先に希望がある、希望が見えているという状態。

こういう状態になっている上司と部下は、仕事の結果もついてきやすいですし、更にその上司がチームを率いている場合、未来に希望が見えている部下が複数人いますので、必然的にそのチームは自走力も強まり、積極的、尚且つ結果をだしやすい理想的なチームへ成熟していく可能性が高いです。

僕自身の経験上、「何がその人(部下)にとっての希望になるのかがわからない」と悩んでいる管理職の方は、比較的多いのかなと思います。

ここに関して言いますと、勿論、人ぞれぞれ将来プランは違いますし、
環境も異なるので、これが絶対その人の希望になりますといった答えはありません。
ただ、自ら進んで不幸になりたいという人も、ほぼいないと思います。

仕事をしている以上、比較的大勢の人が期待したい事として

・報酬アップ
・役員、管理職になるなどのキャリアアップ
・仕事のやりがい(社会貢献含む)
・時間的自由度の高さ

このあたりが多いかなと思います。そして大前提として大切な事は、その人を「知る」という事だと思います。

人は自分の努力した先に希望があると思う事が出来れば、本来のスキル以上に結果を作る事も珍しくありません。
逆に努力した先に何も希望が見えない、努力しても何も変わらない未来が見えてくると、努力出来なくなり、本来のスキル以下の仕事しか出来なくなったり、違う道(転職)を考え始めたりするものです。

当然と言えば当然な事かもしれませんが、ここを理解しているかどうかだけで、
・仕事は順調だったのに、退職希望がでた
・元々もっと結果がだせる営業マンだったのに、ここ最近、全然営業に行かなくなった
などの原因分析が、容易になってくるかもしれません

ちょっと内容が「評価」や「モチベーション」の方向になってしまったので、それはまた別の会で投稿しようかなと思います。

深く掘り下げると膨大なボリュームになってしまうので、今回はこの辺りで終わりにしようかと思いますが、
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自分やチームの未来に希望が見えている時→実力以上の力を発揮出来たり、成長が早く、離脱の可能性も低い

自分やチームの未来に希望が見えていない時→実力以下の力しか発揮しなくなったり、成長が止まっていたり、離脱の可能性もある
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あくまでもそれだけではないですが、その可能性があるという事を踏まえて考えると、部下マネジメントも変化がでてくるかもしれません。

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