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「ジャンゴ 繋がれざる者」を見ましたよ。

Hey,y’all!

またまた、見たかったけどグロいとの事で後回しにしていたこの映画。そう、クエンティン・タランティーノ監督の作品でございます。

キービジュアルから想像してたのは、ゴリゴリの西部劇。砂埃舞う荒野で向かい合った男たちが撃ちあい圧し合い銃弾が飛び交いまくる.…まあこの作品も銃弾は飛び交っているのだけど、そんなむさくるしい雰囲気一辺倒ではなかった。

私も最近はゴア表現に耐性がついてきて、ウォーキングデッド、ブラックホークダウン、ヴェノムカーネイジ、そしてこのジャンゴと立て続けに見ても夢に出ずに済んでいる。のだが、ちょっと寂しい気がしないでもない。

あらすじ

とあるドイツ人の歯科医師(正体はバウンティハンター)が、道中ひとりの黒人奴隷ジャンゴと出会う。彼はそのドイツ人のシュルツという男に助けられ自由の身"フリーマン"となり、彼の相棒としてある目的のために期間限定で行動することとなるのだった―――――

この一見すると重くなりがちな作品の脇を固めるのがレオナルド・ディカプリオとサミュエル・L・ジャクソン。この二人がとってもいい演技をしていて軽やかさとユーモアを添えている。

ディカプリオなんてテーブルを叩いたときにガラスで手を負傷し血まみれになってるのにも関わらず、そのまま演技を続けてカットの声がかかったときには拍手喝采だったというアドリブシーンも残しており、支配力と残忍さを持ち合わせるキャラクターの印象を多大に植え付けた。

サミュエルの方も、口汚いが少し可愛げのあるコミカルな老人の役柄を見事に演じていて、紳士的でスマートなイメージだったのがガラッと変わってしまった。ディープ・ブルーとかもありますが普段からカッコよくて渋いキャラだからこそ出来るのかもですね。

そして一番感動したというか胸にジーンときた箇所。ちょっとネタバレになってしまうかもなのですが。

束の間、行程を共にしていた黒人奴隷のうちの一人の若者が時々フォーカスされるのですが、その彼のジャンゴに対しての心証が、終盤で180度変わりとても晴れやかな顔で彼を見つめていて。その瞳の綺麗さにうるうるときてしまいました。

音楽も素晴らしい

「荒野の用心棒」オマージュという事でマカロニウエスタンの劇伴や過去の好きな曲を引っ張ってくることが多い監督ですが、エンニオ・モリコーネが書下ろした「Ancora Qui」という曲がとても好きになってしまいました。
イタリア人の歌手であるELISAさん。イタリア語ってフランス語よりかは喉の奥で出すような発音で英語ほどパワー!な圧はないけれど、難しい発音とか繊細な揺らぎみたいなものが感じられてとても情緒的というかじんわりくるものがあります。

中盤の盛り上がるシーンで過去のマカロニウエスタン作品のテーマより『I Giorni Dell’ira(イ・ジョルニ・デリラ)』という曲が使われているのですがニンテンドーswitch「マリオオデッセイ」の森の国のテーマの曲に凄く似てる。きっとこのリズ・オルトラーニの曲からインスパイアされたのかなあなんて。どっちも好きです。

占星術的な事を少し


タランティーノ監督、月が牡牛座。金星の加護は映画監督には必須なのか?ただ私も金星強めなのでそんな監督たちの作品に同調してしまうだけだろうか。

火星獅子座らしく爆発やスプラッタ的な派手な大立ち回りなどの演出が多い。デルトロ監督も同じ火星獅子なのだが、タランティーノ監督は太陽が牡羊なので自分がモブ役で出演しちゃったり(天秤座のデルトロ監督は名前だけ)するのかなあと思いました。


ますます見たい作品は増える


ついつい長くなってしまいましたが今回もいい映画でした。
またワンハリも見たくなったし、「荒野の用心棒」も早く借りねば!と思いました。そして「荒野~」のwikiがとにかく興味深いw
西部劇ってどういう順序で見たらいいのかわからなかったのですが、クリント・イーストウッド作品からかな?


ではまた感想します。

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