見出し画像

"女性性"と"男性性"

こんにちは。藤田紘子です。
コーチングとコミュニケーションデザインで
組織と個人が幸せに「働く」をサポートする仕事をしています。

昨日参加させていただいたとある会で、
「女性性」と「男性性」をテーマに様々な対話をしていました。
 
これって性別としての男性、女性ではなくて性質のようなもの。
こちらの画像だとわかりやすい。

スクリーンショット 2020-06-26 13.26.17

画像はこちらのYoutubeでの解説より引用:https://youtu.be/abxOoek3VDA

 
性別関係なく、
おそらく全員が大なり小なりどちらも持っていて
時によりどちらを多めに使っているとか、
自分にとって心地いい、使いやすいのはこっちとか
みなさんにもあるのではないでしょうか。

そして、これからの時代は「女性性」が求められると
あちこちで言われるようになってきました。

新時代のリーダーシップ、組織マネージメントでも
女性性に近しいものが注目されてきています。

これまでの強権的でピラミッドの構成から
より柔らかく、幅広く全体をみながら、
感情や感じることを大切にした輪の作り方へ。

どんな風に使っている?

会社にいる時
仕事している時
そして自分らしくいられる時

自分の中の男性性・女性性ゲージって
どっちに振れているんでしょうか。
(ここで白黒思考で考えないのもポイント)
デフォルトでこの辺、仕事している時はこの辺、と
それぞれが気づくと使っている部分が
あるように思います。

では、職場ではどうだろう。

まだまだ日本では男性性全開っ!の組織文化が多い中で
女性性でアプローチすることが
「甘い・弱い」と思われたり
だから女性は扱いにくいって思われたり。

それが女性の働きにくさや
女性リーダーが増えない一因なのかもしれません。

右利きのハサミ

例えるならばこれって
右利き・左利きのようなものなんじゃないかと。

「男性性」がマジョリティの中で仕事道具とされてきたのは
例えていうなら右利き用のハサミ。
右手を使って作品をつくる、仕事をする。
それが普通、それが当たり前でやってきた。

けれど、左利きの人(ここでは女性性の能力の例えとして)にとって、
「さ、この作品をこの道具で作っといてね」と言われても
道具は何だか使いにくいし、
「だから、ここをハサミで切って、ここを左手で押さえて」
と教えてもらっても、うまいようには作れない。
だって見えているもの、使いやすさが違うんだもの。

それでパフォーマンスを判断されて
「やっぱりねぇ」
「なんか違うんだよね」
「説明したのにできないの?」と言われても
それは女性の能力が低い・劣っているのではなく
道具、使い方、表現の仕方さえわかれば
その人なりの表現で素敵な作品はつくれるのです。

左利き → 両利き?

で、どうしていきましょっか。

右利きの練習する?

そこにどうしても右利きの道具しかなければ
右手を使う練習も必要。

でも、このままだと右利きの人は、
それで不便な思いをしている人や、道具さえ変われば
すばらしい作品が作れることを知らないまま。

それってもったいないと思うのです。

様々な利き手の人がいること
道具にバリエーションをもつこと
手を使わなくたってできるものがあること
そして、なんならハサミじゃない道具を一緒に作ってみること

これらに気づく人が増えたらいいな、そんな風に感じました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?