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【LIVEレポ】Saucy Dog It Re:ARENA TOUR 2023-2024

批判を恐れずに言うと、
間違いさえも "一緒に歩んでる" 演出になるバンド。

だからずっと、
付かず離れず彼らが好きなんだと心底感じたLIVE。


誰が何と言おうと自分たちにとって大事な曲

そう振って始まったのが《シンデレラボーイ》

この曲が大ヒットしてすぐのフェスでは、
それだけ聴いてすぐ帰る最前のお客さん。

悔しいというより勿体ないなっていう感覚だった。
ステージから見えるその景色に、
3人は何を感じていたんだろう。

こだわり故に叩かれることも多く、
アンチコメントもたくさん見てきた。
彼らの魅力が届ききってないことがもどかしくて、
勝手に布教してた。
(何様なんだ、というツッコミはごもっともです)

だけど、
「この曲のお陰で出会ってくれた人も多いと思う」
そう言える慎ちゃん(Vo.Gt.石原慎也さん)に安堵。

悔しさっていう言葉じゃ片付けられないほど、
ただのファンが想像するには値しないほど、
この曲のヒットの裏には
色んな感情があったんだと思うけど、
この言葉こそが、サウシーらしい。


あなたの中にサウシーがいてくれたら。

そう叫ぶ慎ちゃんの後ろと横には、
うんうんと頷きながら、
各々準備をする秋澤さん(Ba.Cho.秋澤和貴さん)とゆいかちゃん(Dr.Cho.せとゆいかさん)。

ずっと変わらないこの3人の空気が好きだな、
と思いながら、
普段もこんな感じなのかな、なんて妄想も膨らむ。


アンコールの最後に《グッバイ》

ただの別れの曲じゃなく、
今までの自分との別れの曲だから、
敢えてLIVEのラストに持ってきたことに驚いた。

「また次のLIVEで会おうね〜」なんて
軽い気持ちじゃなかった…かどうかは分からないけど齟齬がないように、
曲振りのMCや歌の途中で伝えてくれる慎ちゃん。

今までの逃げてた自分に!
嫌だなって思ってた過去に!
みんなでバイバイしよう!

そう届けてくれるところに、
本当に誰も置いていきたくないバンドなんだな、と
改めて痛感した。


みんなから愛されるバンドで在りたい。

そんな Saucy Dog のバンド名にぴったりで、
Re:ARENA っていうくらいだから、
Re:START にもかかってる?と思う演出。
最高でした。


大衆に歌いつつも "あなた" に歌ってるんだよ、と
言ってくれるアーティストもいれば。

俺ら先行ってっから!って
背中叩いてくれるようなアーティストもいて。

目立つ訳じゃないけど、
日々のどこかに居てくれるアーティストもいて。

サウシーみたいに
"一緒に1歩踏み出そ!せーの!" って。
先頭切るわけでもなく、
真ん中で、みんなで一緒に頑張ろう!っていう
アーティストもいて。

いろんな形があって、いろんな音に支えられてる。

音楽って素晴らしい。
そう思える素敵なツアーでした。

また会えますように。


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