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漁業界の二刀流!季節漁業で稼げる人の働き方を紹介|香川県 いりこ漁⇔海苔養殖の事例

ライトハウスの人材採用支援サービス「WaaF」では、毎日多くの漁業者様や人材に関するご相談をいただいています。

中でも通年雇用が難しい季節限定の漁業は人手不足が顕著であり、地元だけでは人材の確保が難しくなっているのが現状。

今回は県外から就業し、漁期の異なる季節漁業をローテーションすることで生活サイクルを構築している漁業者の事例をご紹介します。

漁業を支える県外の若手人材

今回は香川県のいりこ漁と海苔養殖で働いている、糸満さんと薄井さんに話をお聞きしました。

糸満さん(27)

LH)今日はお時間いただきありがとうございます!早速ですが、漁師になる前はどんなことをしていたんですか?

糸満)元々は地元の沖縄で建築系の仕事をしてました。
とにかく一度沖縄から出てみたいと思ってまして、その中の仕事の選択肢として漁業おもしろそうだなーと思っていて。
自分に合うかわからないからまずは短期で体験できる漁業バイトを探していたところ、ちょうどよくいりこ漁の求人を見つけた感じです。

LH)なるほど!実際に昨年いりこ漁の仕事をやってみていかがでしたか?

糸満)すごく楽しく働けて、漁業は自分に合ってると実感できました。
それと同時にもっとやりたいと思って、去年のいりこ漁が終わってから10~5月までの期間は、同じ香川県の小豆島の海苔養殖に就業していました。

LH)なるほど!いりこ漁⇔海苔養殖をローテーションして、また戻ってこられたんですね!

薄井さん(22)

LH)薄井さんはいりこ漁は今年始めてですが、漁業は昨年秋の海苔養殖を経験されたそうですね!漁業をやるまでは何をされていたんですか?

薄井)はい!自分は実家が東京で、防水工事の仕事をずっとやってました。
仕事がマンネリ化してきたので何か新しい仕事をやってみたいと思っていたときに、漠然と漁業面白そうだなと思ってたんです。

薄井)最初は遠洋漁業の求人を見てたんですが、漁業にも短期バイトという選択肢があることを知って、未経験なのでまずは挑戦しやすいところに行こうと決めました。

LH)なるほど!お住まいは東京とのことですが、大都会から地方に住むことに抵抗はなかったですか?

そこの抵抗はまったくなかったです!
もともと海が好きなのと、インスタを見ていて四国って凄い自然豊かな印象があって、いつか四国の島とかで暮らしてみたいという憧れがあったんですよ!
そんなときに香川×離島×漁業バイトってのを見つけて「これだっ!」って思いましたね。

LH)香川の漁業バイトというのは、薄井さんのやりたかったことがちょうどぴったりハマった感じだったんですね!

薄井)実際の仕事は思ったよりも大変でしたけど、毎日が刺激的でもっと色々な仕事に挑戦してみたいと思いました。
そこで海苔養殖で一緒に働いて仲良くなった糸満さんに誘ってもらって、今年から伊吹島に来ることになった感じですね。

LH)なるほど!漁法は違えど、漁業の経験がある方に来てもらえるのはどちらの会社にとっても心強いと思います!

いりこ漁⇔海苔養殖という働き方

LH)ちなみにお二人とも今年のいりこ漁の仕事が終わったら、また小豆島の海苔養殖のお仕事に戻られると伺いました。
糸満さんはいりこ漁は今年で2年目になるかと思いますが、また帰ってこようと思った決め手はありますか?

糸満)自分の場合は昨年のいりこ漁がとても良かったので、昨年が終わったときから今年も戻ってくると決めていました!

いりこ漁は歩合制なので漁次第にはなるんですけど、良かったときの給料はすごいですよ!地元で働いていたときの給料水準からすると、去年は「こんなにもらっていいのかな・・」って思うぐらいいただきました。

そう考えたときに、次の仕事としていりこと漁期がかぶらない海苔養殖がピッタリハマった感じです。

小豆島は離島ながら都市部へのアクセスもよく、コンビニ・スーパーなども揃う

糸満)海苔養殖で働いた小豆島は生活に便利で暮らしやすいですし、仕事でも本当に良くしてもらって、また来年も来てほしいと言ってもらえたので迷わず次も行くことに決めました。

糸満)香川県で漁業をやったこの一年間は仕事も収入も本当に充実していて、いりこ漁⇔海苔養殖をローテーションするという、自分の中の年間サイクルが完全に固まりましたね!

LH)なるほど!ちなみに糸満さんの去年の年間のサイクルは具体的にどんな流れだったんですか?

糸満)昨年は6月から伊吹島に来て、閉幕する9月の中頃まで働きました。
その後は沖縄に帰らず香川で10日ほど休暇を満喫してから、9月の終わり頃に小豆島に渡った感じです。
そして今年5月に海苔の仕事が終わってから休暇を取って、少し早いですけど同月の下旬頃に伊吹島に戻ってきました。

糸満)今の働き方だと両方の漁の開幕から閉幕までの期間が10日〜1ヶ月ぐらい開くんですが、それが本当にちょうどいいんですよ

決められた長期休暇があるから年間のスケジュールが立てやすいですし、お金はしっかり稼げてるんでオフの遊びの方も捗ります!(笑)
昨年は帰らなかったけど、今年はオフの時期に沖縄に帰省する予定です!

伊吹島 山文水産の親方

LH)仕事もプライベートも充実しているようで素晴らしいですね!
最後に、今の仕事の楽しさとやりがいはどんなところか教えてください!

糸満)やっぱり、とにかくしっかり稼げるところですね!
特に伊吹島の場合は就業中は家賃も食費も全部出していただけるので、お金の貯まり方も他の仕事とは全然違います。
正直なところ、手元に残るお金だけでいえば沖縄で働いてた時の倍近いかも・・

小豆島海苔養殖 石井水産のメンバー

糸満)いりこ漁も海苔も未経験スタートでしたけど、どちらも親方にとても優しく仕事を教えていただきましたし、メンバーもみなさん気さくで優しくて、とにかく居心地が良いんですよ!

今の山文水産には歳の近い若手が5人いて、休日はみんなで飲み行ったりしてプライベートも楽しく過ごせてます!

漁業の仕事は楽しいし、個人的にはそんなにきついと感じるところもないんで、未経験でも問題もなく働けると思いますよ!

LH)充実した日々を過ごせているようでとても嬉しいです!
漁業をローテーションする働き方は、御本人もそれぞれの経験を活かせますし、何より会社側にとっても大変ありがたいことですね!
私たちもお二人のような働き方をもっと知ってもらえるために、この働き方の魅力発信を続けていきたいと思います!
糸満さん、薄井さん、本日はありがとうございました!

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