鉄フライパンで美味しい料理を
鉄フライパンを購入して二ヶ月くらい経つ。
フッ素樹脂加工のフライパンは傷が付くと発癌性物質が出るという話で持ち切りだから、慌てて鉄フライパンを購入したのだった。
アイリスオーヤマの厚底三ミリの窒化鉄で作られたものを選んだ。
底が薄いとどうしても底部の変形は避けることができないし、窒化鉄製は油返しを毎回しなくてもいいようで、焦げ付きにくいというのが選んだ理由だ。
ただ厚底三ミリともなると、腕が反対側にぐにゃりと曲がりそうなくらい重い。
けれど使ってみると焦げ付くこともなくすんなりと料理が作れるし、焼いたり炒めたりしたものがフッ素樹脂加工のフライパンと明らかに違って美味しい料理が出来上がる。
肉は旨味を閉じ込めてジューシーに焼き上がるし、野菜はシャキシャキに出来上がる。
食卓に出せば、唯一の御意見番が、
「美味い、美味い」
と、食べてくれる。
ただ、焼いている時にワインでも足そうものなら、もの凄い油煙が上がって、部屋が白い霧に包まれるほどになる。
それでも食卓に出す料理がフライパンひとつでグレードアップするなら、重さで腕がしなるのも油煙が上がるのもアリなんじゃないかとも思う。
ふと、ダンベルで腕力を鍛えてみようかと思ったけれど、それは続きそうにないのでやめておいた。
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