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BLOG:013~life in ASAHIKAWA

どうも、2022年12月3日に1st シングル
「Lonely Winter Again」をリリースしました、
北海道旭川の”りるいるちる”のLil-Kです。

2nd シングルは2023年2月4日にリリースです。
近日また詳細書きます。

先日、BLOG:012にてTHE FIRST SLAM DUNKのことを書きました。

旭川の駅前イオン、
イオンシネマで観てきたわけです。
映画館はほぼレイトショーで観ます。
安いっていうのもあるけど、
人が比較的少ないってのが理由です。

そんないつもガラガラなレイトショーでも、
この日は入場ゲート前の人だかりが比較的多かった。
さすがスラダン。

いつも通り、
上演30分前に到着し、
諸々の手続きを済ませ、
トイレで膀胱をスッカラカンにし、
ジュースもポップコーンも頼まず、
スマホの電源をOFFにし、
裸一貫の手ぶら映画スタイルで、
入場開始前まで椅子に座って待っていたわけです。
人間観察しながら。

カップル勢、
お一人様、
若い子からオジサンまで。
幅広い人がいました。

特大ジュースと特大ポップコーンを手に持ち、
映画館を満喫しまくっている同世代女性二人組とか。

エンタメしてるなー。
スラダンすげーなー。

と思いつつ、
時間が過ぎるのをただただ待っていました。

そこへですね、
ふと目に入った違和感。

足が悪いであろう杖をついた老婆と、
その家族。

ゆっくり
ゆっくり
歩いてくるわけです。

こちとら人間観察ずっとしているんで、
周りの状況とかもそれなりに把握しているつもり。

入場開始まではまだまだ時間がある。

ゲート前の椅子、
全部埋まっている。
皆お一人様っぽい。
そして皆スマホを見ている。

僕ね、変態紳士ですけど、
変態と言えど、
一応紳士の端くれなので、

席を譲ろうと"席譲る‐円”(ハンターハンター参照)
をスタンバっていたわけですよ。
僕の"円"の間合いに入ったら即合図して譲ろうと。

なんならこっちからアイコンタクト持ち掛けて、
腰浮かしているくらい。

手で合図しようとした瞬間、
正式には腕を振り上げた瞬間、

コンマ何秒の世界。

その老婆は一番端に座っている、
付き添い家族の元へ
ゆっくり
ゆっくり
向かって行きました。

僕の”円”の外を
ゆっくりとね。

家族3人で来ていたんですね。
全員女性だったし、察することが出来なかった。
老婆と娘とその姉妹なのかなー。

物凄い恥ずかしさが込み上げてきて、
早く入場したくなりました。

老婆の結果は変わらないのだけど、
僕の"円"がもっと広くて
一言かけていれば、
僕だけが少しだけ気持ちの良い結果になったのにとか。

こういうところスマートじゃないんだよなー、
とかさ。

謎の後悔。

んで、恥ずかしさが引いた時にふと思ったのです。

え?

この歩くの辛そうな老婆にスラダン観せるの?

いくら家族が観たいって言ってもさ、
時間も21時15分からだし、
わざわざお祖母ちゃん連れてこなくても…

でも、そんな老婆までをも魅了する
スラダンすげー

ってなってたわけです。

入場開始になりまして、
直後は混むからサラッとグッズコーナーを一周して、
時間を調整して入場したわけです。

スラダンは入場して右側にあるスクリーン1でした。

老婆を発見致しまして、

老婆は左の方に逸れていきました。

はい、
老婆はスラダンと違いました。

そりゃそうだ。


んで、
御高齢の杖ついている方が
レイトショーに足を運んでまで
わざわざ観たい映画ってなんぞやって思ったわけです。
これでした。

杖ついていた老婆。
戦争経験者です。

この老婆が入ったスクリーンの映画タイトルは見えていたので、
家に帰ったらチェックしようと思っていました。
オシャレな洋画、ラブロマンス的な何かかなーと。

スラダン始まる前の映画予告で、
そのタイトルが出てきて、
全てが繋がりました。

戦争経験者です。

足を運ぶ理由は十分過ぎる程ありました。

一連の違和感や、
自分の葛藤など、
複雑な気持ちが整理できないまま、
スラムダンクが始まったのを覚えています。

戦争については、BLOGで語る気はありません。

この映画に興味を持ったので、
観たいなとは思っています。

ただ、
人の数倍涙もろい僕が映画館で観ると、
周りに迷惑をかけそうなので、
公開終了間際のレイトショー辺りが良いかなと。

家族に支えられながら、
わざわざレイトショーに足を運んでまで
観たかった映画。

その想像しうる背景だけでも、
グッと込み上げるものがありました。

余談ですが、
特大ジュースと特大ポップコーンを手に持ち、
映画館を満喫しまくっていた女性二人組は、
同じスラダンでした。

エンドロール後、
明るくなった劇場内で、
9割残っているポップコーンを確認して
後を去りました。

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