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福祉をもっとプロフェッショナルに、支援をもっとクリエイティブに…。支援に携わるすべての人へ、支援のノウハウ & メソッドを発信していきます。※2018年7月にHP & SNSを開設します。

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  • 支援の『コンセプト』

    個人の福祉(幸福)が実現される可能性を高めるための8対、16種類の要素についてまとめました。

最近の記事

18th Door 支援の『観察技術』①

 ♠1st Doorへはこちらからお入りください。  『観察』というとき、それは何か変化する事柄を観て、そこから何かしらかの作用の結果や法則性、そして因果関係を推定することを意味します。  支援で『観察』というとき、それはあるヒトの『行動』や『環境』の変化、『行動』と『環境』との関係性を観ることを指します。  そして『観察』から得られた情報は、その『行動』の習熟度、行われた支援の有効性や効果の評価、あるいはその『行動』に作用している『環境』の因子、その『行動』が生起して

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    • 17th Door 支援者の4つのスキル

        ♠1st Doorへはこちらからお入りください。  前回までは計8対、16種類の『支援のコンセプト』について見てきました。  それらのバランスが取れるようになることで…、 1.ストレス(緊張状態)の回避(予防) 2.ストレス(緊張状態)の軽減(対処) 3.リラックス(解放状態)への移行 4.チャンス(機会と可能性)の確信 5.自らのニーズ(欲求)への適応 が出来る可能性が高まり、結果としてそのヒトが生まれ育った環境、あるいは現在置かれた状況に左右されない『

      • 16th Door 支援の『コンセプト』❽ー3

         ♠1st Doorへはこちらからお入りください。 支援の『コンセプト』の12回目は 目標に照らして連続性と一貫性のある『実践』が継続できること その対となる その場の状況に応じた反射的な『実践』と『実践』の抑制ができること についての第3部、最後のコンセプトの最後の内容になります。  14th Door、15th Doorと大きな回り道にお付き合いいただきましたが、ようやく本題に進みます。  前回の終わりの繰り返しになりますが、ヒトが『行動』を変化させることも

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        • 15th Door 支援の『コンセプト』❽ー2

           ♠1st Doorへはこちらからお入りください。 支援の『コンセプト』の11回目は 目標に照らして連続性と一貫性のある『実践』が継続できること その対となる その場の状況に応じた反射的な『実践』と『実践』の抑制ができること についての第2部です。  今回は“『自己意識』がなぜ『行動』の指揮官であるかのような誤解が生まれたのか”について考えていきたいと思います。  そしてそれを通じてあなた自身の、そしてあなたが支援するであろうヒトの『行動』を、さらに良い方向へ変

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        18th Door 支援の『観察技術』①

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        • 支援の『コンセプト』
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        記事

          14th Door 支援の『コンセプト』❽ー1

           ♠1st Doorへはこちらからお入りください。  支援の『コンセプト』の10回目は、いよいよ最後の8番目のコンセプト 目標に照らして連続性と一貫性のある『実践』が継続できること その対となる その場の状況に応じた反射的な『実践』と『実践』の抑制ができること についてです。  では早速始めましょう。と言いたいところですが、最後のコンセプトでは『行動』というものをより深く理解し、付き合っていくために、私が以前からまとめたいと思っていた『行動』と『意識』との関係性か

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          14th Door 支援の『コンセプト』❽ー1

          13th Door 支援の『コンセプト』❼

           ♠1st Doorへはこちらからお入りください。  支援の『コンセプト』の9回目は 『実感』『意義』『長期的価値』を伴った目標を設定できること。 その対となる 『評価』『秩序』『短期的価値』を伴った目標を設定できること。 についてです。  私たちは目標などなくても、日々あらゆることが満ち足りていれば幸福を感じ続けられるのでしょうか?  少なくとも私は3日とそんな日を続けられたことは(記憶にある限りは、)ありませんので、実際にはどうなのか分かりません。  です

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          13th Door 支援の『コンセプト』❼

          12th Door 支援の『コンセプト』❻

           ♠1st Doorへはこちらからお入りください。  支援の『コンセプト』の8回目は 『注意』を向ける対象を自らの意志で移動・拡大出来ること。 そしてその対となる 『注意』を向ける対象を自らの意志で固定・限局出来ること。 について取り上げます。  これまでそれぞれのDoorで一部分、あるいは全体にわたって『意識を特定の対象に向けられること』の大切さ、重要性について触れてきました。 5th Door 6th Door 7th Door 8th Door 9

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          12th Door 支援の『コンセプト』❻

          11th Door 支援の『コンセプト』❺ー3

           ♠1st Doorへはこちらからお入りください。  支援の『コンセプト』の7回目は 観察する『自己』と、客体化できる『自己』があること。  そしてその対となる 思考する『自己』と、概念化できる『自己』があること。 についての第3部です。  今回は“観察する『自己』と、客体化できる『自己』があること。”について取り上げていきます。  前回の第2部では『思考』やそれによって作り上げられる『概念』、そしてその一つでもある『自己』がいかに便利に、しかしどれ程当たり前に

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          11th Door 支援の『コンセプト』❺ー3

          10th Door 支援の『コンセプト』❺ー2

           ♠1st Doorへはこちらからお入りください。  支援の『コンセプト』の6回目は 観察する『自己』と、客体化できる『自己』があること。  そしてその対となる 思考する『自己』と、概念化できる『自己』があること。 についての第2部です。  今回は“思考する『自己』と、概念化できる『自己』があること。”について取り上げていきます。  前回の第1部では『自己』の成り立ちについて見てきましたが、あなたはその内容について実感を持って理解していただけたでしょうか?

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          10th Door 支援の『コンセプト』❺ー2

          9th Door 支援の『コンセプト』❺ー1

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          9th Door 支援の『コンセプト』❺ー1

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          7th Door 支援の『コンセプト』❸

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          6th Door 支援の『コンセプト』❷

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          5th Door 支援の『コンセプト』❶

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          4th Door 『支援』でできること。

           ♠1st Doorへはこちらからお入りください。  あなたは見聞きしたことがあるでしょうか?  『アクセプタンス&コミットメントセラピー(ACT)』『臨床行動分析』『第3世代認知行動療法』などの言葉を。  これらは1980年代から体系化され、発展してきた心理療法の呼称や総称で、最近はマインドフルネスなどのワードとともに目にすることも増えてきました。  私たちは支援者ですから、当然『治療』という行為を行う権限も技術も持ち合わせてはいません。  しかしこれら心理療法の

          4th Door 『支援』でできること。

          3rd Door 『支援』が目指すところ。

           ♠1st Doorへはこちらからお入りください。  前回に引き続き『支援』の全体図について触れていきたいと思います。  私たち支援者が所属する機関の多くは『福祉施設』と呼ばれ、また2006年に障害者自立支援法(現 障害者総合支援法)が施行されて以降は、私たちの業務が『福祉サービス』と呼ばれることも多くなりました。  辞書をひけば『福祉』=『幸福』となっていますから、私たちの所属する機関の存在意義や、私たちが行う業務の目的を(最大公約数的に)言うならば、“独力で幸福を追

          3rd Door 『支援』が目指すところ。