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身体感覚は固有感覚を鍛えることで回復する


何気なくYou Tubeを開くと、時々見ていた田方さんのロボマインド。

『身体感覚がなくなると自我も無くなる』というタイトルが目にとまる。

見ていくと、
第六感について熱弁されていて、
それが固有感覚と言うことが分かった。

無意識に関節や筋肉を動かし、
姿勢を保つためには必要な感覚。

また、手足の位置などボディイメージが出来るのもこの感覚があるから。

固有感覚が障害をおこすと、
身体を動かすことが出来ず、
ベッドで横たわった状態となる。

身体を緊張させないと体勢を保つことができない。
また、力の加減が解らないので、
強く握りしめてしまう。
顔の表情筋も動かせないので、
無表情になる。

身体の感覚がないと、
自分がこの世界で生きている実感がなくなっていく。

脳神経外科医の書いた本があり、
その本に出てくるクリスチーナという女性の話をされていて、この全ての症状が私にあてはまるのである。


妻を帽子と間違えた男



神経麻痺だと思いつつも、どこか腑に落ちないところがありました。

寝ると全身が硬直して、
目覚めた時の体勢から動かすことができない。
首から下の感覚がないので、
力が入らない。
だから、いつも頭を横にフリフリして緩めていく。
そして、徐々に肩腕と揺らして、
足の付け根の位置を確かめるように腕を伸ばして擦る。
腕が持ち上げられるようになったら、
それぞれの肩を擦り位置を確かめる。

それからやっと膝が曲げられるようになるので、横に寝返る準備に入る。
まだ、腰や背中が動かいので、何度も膝を立てたり伸ばしたりをして緩めていく。
そうしてやっと横に向けるようになる。

横向いてからも身体の位置がハッキリしないので、
太腿を擦り、腕を擦り、また仰向けに寝返る。
これを数回繰り返して、
起き上がるイメージが掴めて一気に横向きでベッド端に座るのである。
また、ここからも多少時間はかかるが以前よりは短縮された。

しかし、立ち上がってしまえば、硬直も痛みも麻痺した感覚もなくなり、
動く事ができるのである。

だから、見た目はどこが悪いのか分からない感じなので、
原因は分からず、病院の先生も頭を抱えていました。

だけど原因がわかったとしても、リハビリして機能訓練動続けるしかない。

私は直ぐに切り替えて、
リハビリマッサージの仕事での経験を活かして、
自分が思いつくままにリハビリ訓練をすることにしました。

身体感覚が無くなった初期は、
自分の手足がどこ向いているかが分からない状態だったので、
主人にお願いして擦ってもらいました。

その時も普通に触られると痛いというか気持ち悪くなるので、
出来るだけ優しく手の重さくらいの圧でお願いしました。

感覚がないので痛いが気持ち悪いに変換されている時期でした。



やはり、この方も3ヶ月でベットに腰掛けられるまでになり、リハビリ一年で以前の日常生活に支障がないまでに回復したようです。
だけど、一つ一つの動作に意識を集中しないといけないらしい。

自動で動かせていた身体の機能を意識的に動かすことは本当に難しいのてす。

目で確認して関節を曲げて伸ばしてをくりかえしてからじゃないと次の動作に移れなかったりするのです。
当たり前に出来ていたことが出来なくなって、身体の機能の凄さを実感。

自由に動かせることは凄いことなんです。


無意識で出来てた時は、意識にさえあがることなく動いてたから、
いざ意識して動かそうとすると、
どうやって横を向いていたのか、
どう立ち上がっていたの分からないものです。

時間とエネルギーがかかることもあり、日々ヘトヘトでした。

今は意識の使い方も上手くなったのか、以前より速く動かせるようにはなりました。

日々進化している事に改めて自分とこの肉体、
そして内なる存在たちの導きに感謝の気持ちでいっぱいになりました😂



完璧でなくてもいい、
ここまで回復してくれて本当に有難う!


メリークリスマス✨




  • 固有感覚の障害は、肉眼と皮膚感覚で補うことができる。

  • そして、肉の目でしっかり身体を見つめて意識して動かしていく事で、次第に筋肉がつき、その新たなる筋肉に意識があるかのように神経伝達が速くなるように感じる。

反復練習あるのみ💪

もし、同じような症状の方がいましたら、
試してみてください😊






今日も素晴らしい日を有難うございます🍀

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