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『マーベルズ』をもっと楽しむために、おすすめの作品10選。

こちらのページをご覧いただき、ありがとうございます。
気温の変化にいまだに戸惑う、黒木りりあです。

さて、先日公開されたばかりの映画『マーベルズ』("The Marvels")。興行収入としてはかなり苦戦を強いられているようですが、ストライキや公開スケジュールの度重なる変更など、作品自体の質ではないところに問題が山積していると私は強く感じています。
とはいえ、マーベル・コミックスやその関連作品に詳しくない方にとっては、少し楽しみづらいと感じられるかもしれないのは事実だとも思います。単体でも十分に楽しめる作品だとは思うのですが、やはりつながりを認識したい、という気持ちもありますよね。
ということで、今回は『マーベルズ』をより楽しむために併せてチェックしておきたい作品10選を語らせていただこうと思います。

(『マーベルズ』のあらすじ、感想などはこちらに書かせていただいております。↓↓↓)


【★★★】絶対に観ておいた方が良い作品2選

1. 『キャプテン・マーベル』("Captain Marvel"、2019年、映画)

まずお勧めするのは、前作となる『キャプテン・マーベル』。キャプテン・マーベル誕生のオリジンに迫る内容の映画となっています。
タイトルが変更されたため少しわかりづらいのですが、『マーベルズ』はもともと「キャプテン・マーベル2」として制作が進行していた作品でした。

『マーベルズ』単体で楽しむことも可能ですが、前作となる『キャプテン・マーベル』も観ていただくと、主人公であるキャロル・ダンヴァース/キャプテン・マーベルのオリジンやキャラクターの理解が深まります。彼女が頼りにする友人であるニック・フューリーとの出会いからが描かれているので、フューリーとの関係性についてもよく分かります。さらに、キャロルの親友マリア・ランボーとの友情や、その娘であり『マーベルズ』のヒロインの一人であるモニカ・ランボーについて知ることもできます。さらに、『マーベルズ』の物語の根幹となるクリー人との因縁についても、『キャプテン・マーベル』を見ればより理解することができるので、違和感なく『マーベルズ』のストーリーを理解することができると思います。

2. 『ミズ・マーベル』("Ms. Marvel"、2022年、ドラマ)

『マーベルズ』に登場するスーパーヒーロー、ミズ・マーベルのオリジンに迫るドラマシリーズです。全6話なので、映画2,3本ほどの長さにコンパクトにまとまっています。

『マーベルズ』本編でも余すところなく魅力を発揮しているカマラですが、彼女がいかにしてミズ・マーベルになったのかを理解することができる作品です。また、映画に登場しているカマラの家族もたくさん登場します。
映画では描ききれなかったカマラの家庭環境や民族の歴史背景などを深く知ることもできます。
『ミズ・マーベル』の最終話のラストシーンがそのまま『マーベルズ』の冒頭へと繋がっていくので、映画を観る直前に観れば、ダイレクトかつスムーズに作品世界に入ることができます。

【☆★★】映画登場キャラクターが活躍する作品3選

3. 『ワンダヴィジョン』("Wandavision"、2021年、ドラマ)

マルチバース・サーガと呼ばれる、MCUの新たな局面の1作目となる作品です。主人公は「アベンシャーズ」シリーズでも活躍したワンダ・マキシモフとヴィジョンですが、『マーベルズ』に登場するスーパーヒーローの1人、モニカ・ランボーも大活躍するドラマ作品です。1話30分程度かつ、様々な年代のシットコムをパロディーとしているため、割合見やすい作品となっています。

『マーベルズ』では「魔女」としてワンダが言及されていたり、『ワンダヴィジョン』の映像が使われる場面があったりと、『マーベルズ』とのつながりがある程度強い作品です。『ワンダヴィジョン』のモニカのラストシーンから『マーベルズ』は繋がってはいるので、こちらを観ていた方がモニカ・ランボーというキャラクターの理解は深まります。
ただ、『キャプテン・マーベル』や『ミズ・マーベル』と比較すると繋がりは弱めなので、モニカについては『マーベルズ』を観るだけで掴みやすいかな、とも思います。

4. 『シークレット・インベージョン』("Secret Invasion"、2023年、ドラマ)

『マーベルズ』をはじめとしたMCU作品で大活躍のニック・フューリーを初めてメインに据えたドラマシリーズです。

ニック・フューリーというキャラクターに迫る、というよりはどちらかというと『キャプテン・マーベル』の続編という立ち位置に近く、映画に登場したスクラル人についてより詳しい理解が得られる作品となっています。
このドラマではスクラル人とクリー人の和平交渉が話題にのぼるのですが、それが『マーベルズ』でも言及・描写されています。
かなり重めな雰囲気の作品なので、近いテーマを扱うはずの『マーベルズ』とのテンションの差に驚くかたもいらっしゃるかもしれませんが、スクラル人についてより知りたい人には、『キャプテン・マーベル』と『マーベルズ』の間で鑑賞することをおすすめします。

5. 『アベンジャーズ/エンドゲーム』("Avengers: Endgame"、2019年、映画)

すべてのMCU作品はこの作品のために作られた、ともいえる超大作です。サノスという最強の敵を前に、アベンシャーズとキャプテン・マーベルが初めて共闘する作品です。

キャプテン・マーベルの出演作品を追うとすると、時系列的には『キャプテン・マーベル』、『アベンシャーズ/エンドゲーム』、『マーベルズ』となります。サノス関連の『アベンシャーズ/エンドゲーム』内での出来事も『マーベルズ』では言及されていますし、『マーベルズ』に登場するゲストキャラクターについても、『アベンシャーズ/エンドゲーム』を観ていた方が理解しやすいので、余裕のあるかたは『マーベルズ』鑑賞前に観ると良いのではないかと思います。
本編は長いですが、MCU・インフィニティサーガの集大成となる本作はシンプルに傑作なので、オススメです。

【☆☆★】よりどっぷりと世界に浸りたい人へのおすすめ5選

6.『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』("Avengers: Infinity War"、2018年、映画)

もともと前後編の構想だった『アベンシャーズ/エンドゲーム』の前編となる映画作品、『アベンシャーズ/インフィニティ・ウォー』です。ここで起きた事象を受けて『アベンシャーズ/エンドゲーム』となるので、可能であれば『アベンシャーズ/エンドゲーム』鑑賞前に観ておくとより理解が深まります。

『マーベルズ』に登場するキャラクターはほぼ出番のない作品ではありますが、MCU の世界観を堪能するには欠かせない作品となっています。

7.『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』("Spiderman: Far From Home"、2019年、映画)

みんな大好きスパイダーマンが活躍する映画作品です。3代目スパイダーマンとも言われるトム・ホランド版のスパイダーマンシリーズの2作目にあたります。

『マーベルズ』に登場するニック・フューリーが登場するだけでなく、別のアース=パラレルワールドの概念が登場する作品で、複数のパラレルワールドが存在するというマルチバース構造の布石ともなっています。ラストシーンは『マーベルズ』とも直接つながるというおまけ付きです。
ミズ・マーベルことカマラ・カーンとスパイダーマンのとピーター・パーカーはしばしば比較されるキャラクターですが、MCUではどちらのキャラクターも、皆から愛されるルーキーキャラという意味で共通点も多いので、どちらかのキャラクターが好きなかたはもう一方のキャラクターも気に入ること間違いなしだと思います。

8.『エージェント・オブ・シールド』("Marvel's Agents of S.H.I.E.L.D."、2013-2020年、ドラマ)

MCU映画作品のスピンオフとして始まったドラマシリーズです。『キャプテン・マーベル』にも登場したキャラクター、フィル・コールソンが主人公で、『アベンシャーズ』後の世界を舞台とした作品です。全7シーズンと長いシリーズですが、シリーズ全体の纏まりが非常に良い名作です。

シリーズ初期の頃はMCUの映画作品と表裏一体となっている展開が中心ですが、後半で独自色を強めていきます。『マーベルズ』にも登場するクリー人が、このドラマシリーズには度々登場し、シーズン5の前半ではクリー人がメインの悪役となりエージェントたちと対峙します。
シーズン1にはニック・フューリーも複数回ゲスト出演するなど、『マーベルズ』との繋がりが意外と少なくない作品です。個人的にはマーベル関連作品のなかでのイチオシです。

9.『ホークアイ』("Hawkeye"、2021年、ドラマ)

「アベンシャーズ」シリーズで活躍したヒーロー・ホークアイことクリント・バートンと、そんな彼に憧れるケイト・ビショップによるアクションコメディー作品です。クリスマスのニューヨークを舞台としているため、季節的にもオススメの作品です。

『マーベルズ』本編と直接的なつながりはありませんが、キャプテン・マーベルというスーパーヒーローに憧れるカマラと、ホークアイというヒーローに憧れるケイト、というヒーロー憧れ系女子、という意味では共通点があります。憧れのヒーローに戸惑われつつも、自分の力を証明して仲間として認めてもらいたい、というカマラとケイトの気持ちは、見ている誰もが応援したくなるものです。若いヒーローの成長物語が好きな方は、是非。

10.「X-MEN」シリーズ("X-Men"、2000年-、映画)

MCUとは異なる、マーベルコミックの実写作品を展開してきた「X-MEN」シリーズ。特徴はミュータントと呼ばれるキャラクターの活躍です。
こちらも『マーベルズ』本編と直接的な関わりは無いのですが、『ミズ・マーベル』にてカマラが実はミュータントであることが明かされている、という点で共通点があります。「X-MEN」シリーズはFOX社にて展開されていたシリーズでしたが、Disneyによる買収の影響で現在はMCUと同様にDisney傘下となりました。そのため、今後は両シリーズが合流することも明かされているため、MCU作品の沼にはまった方、はまる予定の方にとって「X-MEN」シリーズは必修科目となりつつあります。まだチェックしていない方はこのタイミングでチェックしてみるのはいかがでしょうか?

ここまでご覧いただき、ありがとうございました。
また他の記事にも足を運んでいただけますと、幸いです。

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