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パパ革命!日本の出生率を変える父親の「家事育児体験日」

割引あり

はじめに:日本の出生率と父親の役割

みなさんは日本の出生率ってご存知でしょうか?
1.26(2022年時点)
過去最低の数字だそうです。これは由々しき事態ですね。

日本の出生率の低下は、社会的な課題として長年議論されてきました。
その多くは、働く母親の負担の増大、経済的な不安、そして女性の社会進出とキャリア形成への期待の高まりに起因しているとされます。
これにより日本はどんどん少子高齢化になっていきます。

岸田首相も異次元の少子化対策を掲げて奔走されております。
国にも少しは責任はあるかと思いますが、ここで見過ごされがちなのが、父親の育児参加の不足です。

岸田首相が推進する「異次元の少子化対策」には、家庭の経済的な負担を軽減し、子育て環境を向上させるためのいくつかの主要な施策が含まれています。
まず、児童手当の拡充があり、所得制限の撤廃と支給期間の延長が行われます。これにより、全ての子育て世帯に対して、0歳から3歳未満の子どもには月額15,000円、3歳から高校生までは月額10,000円が給付され、第三子以降には月額3万円が支給されます​​。

出産に関連する経済的な負担も軽減されます。具体的には、出産育児一時金が42万円から50万円へと引き上げられ、低所得の妊婦への初回産科受診料の助成が実施されます。加えて、出産費用の保険適用の検討が進められており、2026年度を目途に導入が検討されています​​。

教育費の負担にも着目しており、特に高等教育の負担軽減に力を入れています。2024年度からは、授業料の減免や給付型奨学金の対象を多子世帯や理工農系の学生に拡大し、必要な支援拡充を検討しています。また、奨学金の返済に関しても、減額返還制度の年収要件を柔軟化することで、結婚・出産・子育てをためらうことなく進められるように配慮がされています​​。

さらに、所謂「年収の壁」という問題に対処するために、短時間労働者への被用者保険の適用拡大や最低賃金の引き上げに取り組み、制度の見直しも行われます。これにより、特に配偶者の扶養内で働く人々が、収入が増えても不利益を受けないようにする計画です​​。

最後に、住宅支援の強化も計画されており、子育て世帯が優先的に入居できる子育てにやさしい公営住宅の提供など、住宅面でのサポートが強化されることになります​​。

これらの対策は、家庭の経済的な負担を軽減し、子育てしやすい環境を整えることで、出生率の向上を目指しています。政府は、これらの施策を「加速化プラン」としてまとめ、今後3年間の「集中取組期間」と位置づけ、積極的に施策を進めていく予定です

首相官邸HPより

2:父親の育児参加の現状と課題

多くの父親が長時間労働という環境にあり、育児への参加が限られています。これは、母親に家事と育児の二重負担を強いることになり、家庭内での緊張やストレスを増大させています。
父親が積極的に家事や育児に関わることで、母親の負担は大幅に軽減され、育児への意欲も向上するのではないでしょうか?

もっともらしいことを言っていますが、そんな育児に積極的でない父親がいるのかよー!という声が聞こえてきそうですが、

はい、私です(笑)

父親は外で稼いでくる、母親は家庭内で子育てや家事などを行う。これが家族の在り方だ!という昭和の頑固おやじ顔負けの考え方でした。

3:家事育児体験日~父親の理解を深める~

まあ、私以上にひどい人はいないと思いますが、どうすれば父親が育児に積極的に参加できるようになるのでしょうか?

一つの案として、父親が1日全ての家事を担当する「家事育児体験日」を設けることが大事ではないかと思います。
どういうことかと言いますと、父親が1日丸々、普段母親がしている家事や育児を行う!というものです。
赤ちゃんに母乳をあげるのは物理的にできないのでそれ以外は全部です。

なぜ昭和頑固おやじ顔負けの私がこんなことを思ったかと言いますと、

産後の母親の体は、出産による大きなダメージを負った非常にデリケートな状態にあります。産後すぐの期間は、特に母親の健康にとって重要な時期であり、妊娠前の状態に戻るまでには時間がかかります。例えば、妊娠で大きくなった子宮は、産後6~8週間で元の状態に戻り始めるとされています。産褥期と呼ばれるこの時期には、傷やダメージを回復させるために、十分な休息を取ることが非常に重要です。この時期に無理をすると、母親の体やメンタルに長期的な影響を与えるリスクがあるため、適切なサポート体制を整えて休養に努める必要があります​​​​。

出産後のホルモンバランスの変化は、心身にさまざまな変化をもたらします。産褥期は、精神的に不安定になりやすく、無理をし過ぎたり、十分な休息を取らなかったりすると、産後うつなどのメンタルヘルスの問題を引き起こすリスクがあります。また、体は疲弊しているにも関わらず、産後ハイによるテンションの高い状態になることがあり、これが不眠などの症状を引き起こすこともあります​​​​。

長期的な影響に関しては、適切な認識と治療がなされない場合、産後の物理的および精神的な健康問題は慢性化する可能性があります。アイルランドで行われた研究では、産後12ヶ月までの母親の健康問題の軌跡が示され、尿失禁、骨盤帯痛、性的およびメンタルヘルスの問題などが挙げられています。これらの問題は、健康問題について医療専門家から直接質問されない女性が多いこともあり、予防や治療可能な問題が慢性化してしまう危険性があります。産後の健康問題に対する早期介入と適切なケアがなされることで、母親の長期的な健康に肯定的な影響を与えることができるのです​​。

総じて、産後の期間における適切な休息とサポートは、母親の長期的な健康にとって不可欠であり、産後のダメージが母親のその後の人生に与える影響を最小限に抑えるために重要です。

産後のママは体の痛みのほかに、メンタルにも影響が…? 対策は?(たまひよ)より

こんな記事を読んだからです。まあ、つまるところ産後は身体へのダメージが半端じゃないから無理をさすな!
産んでいない父親が頑張れよ!って話です(笑)

ということでやってみました「家事育児体験日」

まあ皆さんご想像通り・・・これがまあー大変なわけです。
恥ずかしながら、家事は妻にまかせっきりでココまできたものですから、何がなんやら(笑)
朝起きて掃除をして、昼ご飯の用意をして、片づけをして、子供を沐浴して、買い物に行って、夕飯の用意をして、片づけて、子供を寝かしつける。
もう訳が分からな過ぎて知恵熱でました(笑)
そしてこれまたおそろしいことに対価は

0円!!!

これやってみたらわかりますが、大変さは体感年収1000万です(笑)
これを毎日だれに褒められることなくずーーっと母親は行っているわけです。
すごすぎませんんか?

なんなら、仕事をしてた方が楽だなーと思いました。
ちょっと嫌な仕事でも我慢すればお金がもらえるじゃないですか?
しかも初めてやる仕事って少なくて、ルーチンワークが多いのも楽だと感じる理由かなとも思います。

ということで、この経験を通じて、父親は母親が日々直面している家事育児の大変さを体感し、その重要性と責任を再認識することができるはずです。

まとめ:父親の行動変容における変化

「家事育児体験日」はただのイベントにとどまらず、家族内でのコミュニケーションを促進し、役割分担の再考を促すいい機会になるんじゃないかと思います。
父親が家庭内での役割を積極的に担うことで、母親の負担が軽減されるだけでなく、夫婦間の理解が深まり、家庭全体の幸福感が高まるはずです。

実際、我が家でもコミュニケーションが莫大に増えました。
そりゃそうですよね(笑)妻に聞かなきゃ、ピーマンの切り方もわからないんですから!

そうして最終的に、父親の積極的な育児参加は、出生率の問題に対する一つの解決策となり得ます。
第二子を望む家庭は育児に積極的な父親がいる家庭だという統計を出てるみたいです。
それは、育児という喜びを共有することで、子どもを持つことのプラスの側面を再発見し、家庭生活の質を向上させることに繋がるからだと思います。

父親の行動変容は小さな一歩かもしれませんが、日本の家庭と社会にとって大きな前進となるのではないかなと思います。
私も1日だけにとどまらず、もっともっと育児に家事に頑張っていこうと思います!

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