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無意識の自分責めに気づいた話

私には2人の娘がいます。
長女は5歳で、次女は2歳。
実は、長女を産んだ時から今まで・・
本当言うと、今日の昼まで、
私は子供達と接するのが苦手で悩んでいました。

正直に言うと、一緒に遊ぶのが大の苦手。
ごはんも会話なく黙々と食べる。
子供がもたもたしているとイライラ・・・
お汁やジュースをこぼす度にため息をついてしまう。
子供に『遊んでよ~!』『おやつ買って!』『公園行きたい!』
と言われるたびに本当に苦痛で苦痛でしょうがなかった。

でも、一緒にに遊ばないのは悪い母。
可愛いと思えない自分が情けない・・・
ごくたまに、休日に公園へ行くと、沢山の親子連れが遊んでいて
『私にはきっと、母性本能がないのだ。』と、諦めたような気持になり
子供を見ていました。

今朝も、夫は休日出勤でいない。
いつものように子供たちが足元に来て、
『遊んでよ~』『お菓子取って~』『どこか行きたい~』
もう、本当に一人になりたい。
でも子供を置いて勝手な行動はできないし・・・

しばらく気持ちが荒んで悶々としていましたが、

『こんな気分のまま1日を終えるのが嫌だ!!!!』

と、突然思い立ち。
(普段の私なら、家で悶々としながら子供達と過ごす選択。)

思い切って同居している義父母に子供を預け、
カフェへランチに行ってきました。

ゆっくり、1時間ぐらい、好きなメニューを食べて好きな雑誌を読む。

ずいぶん気持ちがスッキリして、家に帰ると、子供たちが笑顔でおじいちゃんおばあちゃんと遊んでいました。

『ママー-!!遊んでよー-』
足元にまとわりつく子供たち。
でも、朝と全く同じシュチュエーションなのに、不思議とイライラする自分ではなく、優しい気持ちになって子供たちを抱っこしたりボール遊びできました。

長女とボールを投げ合いっこしながら、ふと。
『あれ?私って、母親とボール遊びしたことあったっけ?』

不思議でした。
父には、相撲をとってもらったり、ボール遊びをしてもらったり、肩車や、プールに連れて行ってもらった記憶があるのですが・・・
母から、2人で一緒に遊んでもらった覚えが・・なかったことに今更気づいたのです。

母は、自営業で私が幼いころからずっと働きづめで
毎日疲れ切った顔をしていて、私がふざけたり行儀悪いとすぐ
膝を叩いてきました。
歯磨きや絵本を読んでもらった以外、遊んでもらった記憶がない・・。

私が子供と上手く遊べなかったり、愛情が欠けているように思うのは、ここからきているんじゃないだろうか!

そして、私はそんな自分に対して、
『子供に愛情を持てない、悪い、ひどい母だ』と責め続けてきた。

一緒に遊んでもらった記憶がないのに、
最初からうまくできなくて当たり前。
それなのに、出来ない自分をずっと攻め続けていたのか・・・

子供とキャッチボールをしながら、突然、涙があふれてきました。

仕事づくめで余裕のない中、母は今の私と同じ気持ちで私と接していたのかもしれない。母は疲れていて、私や妹に対して余裕をもって接することができなかったのかもしれない。
もう、自分と母を責めるのはやめにしよう。
これからは、そんな自分を許します。最初から上手くできなくて当たり前。

そう考えながらボールを投げていると、またひとつ、心のわだかまりが取れた気がします。






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