なぜ、物語の小道具の実現性をグダグダ書くのか

こんにちは。宇露です。
noteでは、私の作品に登場する「設定」や「小道具」について書いています。そこからお話の中だけでなく、お話から飛び出して現実に製作され、ワクワクするような、あわよくば生活を良くするツールになればという魂胆もあります。

とは言え、小道具に現実性を求めるのは少し、野暮かもしれません。道具に過ぎないのだから、ストーリーを面白くさせれば良い、というのも頷けます。
『ナイト○イダー』のK.I.T.T.はボイスアシスタントが登場する遥か前でしたし、マイケルが愛車を呼ぶ時に使っている時計型通信機は、林檎時計より高性能です。でも、「本当にそんなものが作れるか?」と考えながら観ていた人は少数でしょう(あのフロントフラッシャーを自作した人はいましたが)。

それでも作品は間違いなく面白かったですし、ガジェットを「実現させたい!」と本気で考えた少数の熱意がいずれ、本当に“皮肉を言える車”を創り出せると考えています。

私の作品にも、たくさんの小道具を出しています。自分は近未来の作品が十八番だと思っていますので、「ありそうで無い」小道具を扱うことがミソの一つ。もちろん、小説である以上、作品を引き立てなければなりません。そんな引き立て役の小道具ですが、書く側は足りない頭を絞って考えているわけですから、大きな夢も描くというもの。
もし、自分の考え出した小道具が、「使える!」と思ってもらえて、実現されたら、と。

これから本マガジンで取り上げる“筆者の頭の中のガジェット”たちが、いつの日か夢を叶えることを願って。

以上、宇露でした。

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