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「嫌いなものが一緒」のススメ

 先日マックに行くと、隣の席で女子高生が恋バナをしていた。その中に付き合いたての彼氏がいる子がいた様で、その他の女子に記者会見の様に質問攻めにあっていた。
恥ずかしそうだったが、少し周りより余裕がある様で嬉しそうでもあった。

 そんな恋バナの中でよくなされるのが、好きなタイプの話ではないだろうか。

趣味が一緒が良い
好きな食べ物が一緒が良い
好きな音楽、アーティストが一緒が良い

 好きなものが一緒が良いと言う人が多いように感じる。
私自身も独身の頃は、好きなものが一緒な人が良いなぁ〜と漠然と思っていた。
しかし、夫とは結婚当初同じ趣味はなかった。
でも嫌いなものはバッチリ一緒だった。
それが良かった。
これはどうゆうことかと説明していこう!


 好きなものが一緒の人と共に生きると言うことは、単純に好きなものを一緒に楽しめるというメリットがある。
一緒に好きなスポーツを応援したり、好きなアーティストのコンサートに行ったり、一緒に楽しめることが多いと思う。
ただ、それぞれが好きなものへの熱量が大きすぎる場合、衝突する事もあると聞く。
好きなものの事になると、誰もが皆熱くなるものだ。好きなものへの意見が合わないとケンカの素になったりもする、らしい。
それを差し引いても好きなものが一緒というのは一見男女が上手くいくために必要な事の様に見える。


 しかし、嫌いなものが一緒の人を選ぶと意外とメリットが多いとも感じている。
ぜひ、嫌いなものが一緒という視点もパートナー選びに採用してみてほしい。
嫌いなものが一緒だと、お互いが嫌いなタイプにならずに済むのである。
好きなものも価値観、嫌いなものも価値観だ。


 例えば、お店の店員さんに高圧的な態度を取る人がどうしても許せない!という人は、いくら好きなものが一緒で気が合っても、相手がそうゆうタイプの人だと、だんだんと一緒にいるのが苦痛になってくるだろう。
嫌いなものが違うと、相手は平気で自分の嫌なことをしてくるので、日々の「嫌」が積もっていってしまうと思うのである。
好きな事を共有出来ない事より、嫌いな事を日常的に、しかも悪気なく繰り返される方が、よっぽどキツいと思うのだ。
それって結構しんどい、ぜひパートナーを選ぶ際は嫌いなものの価値観も確認してみては?と個人的には思う。

 ちなみに好きなものは一緒にいれば、だんだんと合ってくることも多い。
今日も私は、独身時代1人では一度も見たことのない、スポーツ中継を見ている。
周りには、独身時代インドア派だったのに結婚したら夫婦でキャンプを楽しんでいる夫婦もいる。
好きな人の好きな事は、好きになってみようかなと思えるのだ。
好きなものは、いくらでも増やせる。
だけど嫌いなものは、どうやったって嫌いなんだよな。

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