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日本人論4:米国人の個重視 韓国人の家族重視 日本人の集団重視

各国の社会の病巣

米国人の個重視
韓国人の家族重視
日本人の集団重視


「ジョーカー」「パラサイト」「万引き家族」と3つの映画が同時期に公開されたのも、各国の病巣を反映した映画と言えよう。

「ジョーカー」は、主人公が精神不安定であり、家族を○してしまい、主人公は孤独との戦いになる。社会全体や家族より個を重視すぎる弊害は、アメリカ社会の病巣と言えよう。

「パラサイト」は、貧しい家族が、金持ち家族を○して、その金持ち家族の生活を勝ち取る。朝鮮半島は、歴史的に国が継続しなかったこともあり、変動する社会全体や集団より家族重視である。家族重視すぎて、社会安定性を重視しないことによる弊害は、韓国社会の病巣と言えよう。

「万引き家族」は、実親からのDV被害の子を万引きして、他人同士だらけの家で仲良く過ごす。血の繋がりよりも心の繋がりを重視。つまり、家族重視ではなく、集団重視である。最後に、警察が万引き家族を見つけて、子供は実親に戻されるのだが、未来は暗いということを暗に示して終わる。個や家族よりも集団重視であるが、社会全体は変わることのない固定化された社会構造の弊害は、日本社会の病巣と言えよう。

【経験談】
 以前に比べれば、日本人も個を重視になって来たと言えよう。私の時代のフロントランナーは野球で言えば、野茂選手。サッカーで言えば、中田選手。どちらも、個を重視しすぎたことにより、未熟な日本のマスコミの餌食になった。国歌を歌わなかったり、日本代表戦でも国のためではなく、自分のためにやっている、との発言は当時ではびっくりされたものである。
 米国留学中も同様な経験がある。自己主張がかなり評価されるので、ロジックに問題あっても、荒唐無稽な内容でも、学生の発言自身が評価されるのである。逆に、主張しないと存在意義がないことになる。個を重視した米国の教育スタイルと感じた。

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