スーツ姿の彼に「もう8時だよ〜」と言われた。
うるさいなぁと思った。
大急ぎで洗濯物を取り込んだ。
少し湿っていた。
大急ぎで彼の晩御飯を作った。
卵焼きの味が濃すぎて塩分過多になるかと思った。
大急ぎで化粧した。
酔っ払って作った青タンがまだ治らない。
大急ぎで駅に向かった。
ドアが開いた時私はまだ階段にいた。
バイトに間に合った。
ギリギリね。
葉巻吸ってるイケおじ外国人さんとお話した。
６割くらい言葉が耳に入ってきた。口から出てきた。
英語で会話できたんだ。
ピアノのレッスンに行った。
弾き語りはやはり難しい。
けど、たーったったーったー。ひけるようになった。
彼が疲れてるから2時間かけて家に帰る。
いつも言ってくれないわがまま。
申し訳なさそうに言ってくれたわがまま。
「ごめんね。けど帰ってきてほしい。」
喜んで電車に揺られよう。
スキップで2人の住処に帰ろう。
野球のビールの売り子さんやりたいなぁ
なんてこと最近考えてた。
駅のホームで暇だったから応募ボタンをポチり。
帰ったら勉強かぁ。
これでひとつまた脳の使用量増えるかな。
今日の晩ご飯自分の分ないなぁ。
ピュレグミでいい？いいか。
隣の人、次の駅で降りるかな。
降りないなら気まずいなぁ。なんて考えながら
帰ったら800目まで単語帳のお勉強しようと
心に決めた私でした。

なーんだ今日もちゃんと生きてんじゃん。

友達みたいにおしゃれにはかけないけど
ちゃんと生きてるからなんでもいい。
未来の私がこれを読んで頑張ろうと思えるのなら
不細工な文章だってなんだっていい。

お疲れ様。