ダンスは、体型や身体能力にかかわらず、誰もが楽しめるもので、生活をハッピーにし、時には人生の困難に立ち向かう力を少しくれるもの。そう捉えるのがコミュニティダンスです。

コミュニティダンスを知りたくなったときに役立つ情報をまとめます。

※2022年4月、ポータルサイト「コミュニティダンスのすすめ」の情報を追記。

コミュニティダンスについて日本語で読めるサイト

▼桜美林大学芸術文化学群演劇・ダンス専修に所属する研究者、稲田奈緒美氏による、イギリスで発展したコミュニティアート、コミュニティダンスの解説

▼コミュニティダンスを推進する「一般財団法人 地域創造」サイトの、ニッセイ基礎研究所の吉本光宏氏による解説

▼イギリス・ロンドンのラバンセンターでコミュニティダンスを学んだダンサー・振付家の南村千里氏によるコミュニティダンスの実践例を紹介

▼ダンサー・振付家の南村千里氏による、イギリス・ロンドンのラバンセンターでコミュニティダンスのディプロマを取得した体験報告

▼NPO法人JCDN（ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク）が2022年4月にオープンしたサイト「コミュニティダンスのすすめ」。コミュニティダンスの情報を集めるポータルサイト。

コミュニティダンスが分かる資料

▼前述のNPO法人JCDN（ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク）発行のパンフレット『コミュニティダンスのすすめ』。コンパクトにまとまっていて非常に分かりやすい。

▼イギリスのコミュニティダンスの第一人者の一人、Diane Amans氏編著の本『An Introduction to Community Dance Practice』（英語）。 邦訳が望まれる。

コミュニティダンス関連の団体

▼イギリスの「People Dancing (Foundation for Community Dance)」。情報誌も発行

▼コミュニティダンス・ファシリテーター養成スクール（後述）を開講している「NPO法人JCDN（ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク）」

▼アメリカのマーク・モリス・ダンス・グループがパーキンソン病の人（や体の動きに制限がある人）のために開発した「Dance for PD(R)」

▼イタリアの「Fresco Parkinson Institute (FPI) Foundation」もパーキンソン病の人を対象としたダンスを実施。美術館などのアートスペースで行う「Dance Well – Movement Research for Parkinson」（ダンス・ウェル）など

https://www.frescoparkinsoninstitute.com/en/

▼「一般財団法人 地域創造」による「公共ホール現代ダンス活性化事業 （通称名：ダン活） 」。コミュニティダンスとは言っていないが、アーティストを学校や福祉施設に派遣してワークショップを行う事業を展開

▼「NPO法人 芸術家と子どもたち」も、ダンス、演劇、音楽などのアーティストを学校や福祉施設に派遣し、ワークショップを行っている。ダンサー・振付家によるワークショップを経た子どもたちの発表公演も開催

コミュニティダンスの実践者になるための講座・教育機関

▼前述のNPO法人JCDN（ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク）が開講している「コミュニティダンス・ファシリテーター養成スクール」。基礎コース・応用コースなどに分かれて、イギリスからダイアナ・アマンズ（Diane Amans）氏、セシリア・マクファーレン（Cecilia Macfarlane）氏を講師として招いて行っている。2018年東京開催について

▼イギリス・ロンドンの高等教育機関（大学・大学院）「Trinity Laban Conservatoire of Music and Dance」。「Postgraduate Diploma: Community Dance」というコース（課程）がある

コミュニティダンスから発展した活動

コミュニティダンスという言葉は使っていなくても、「誰もが楽しめるダンス」とうたったダンスワークショップは日本でも増えてきていると思います。

また、ダンサーとしての訓練を受けていない、社会的困難や病気や障碍を抱える人たちとダンスを行い、ダンスカンパニーを作って公演活動をしたり、発表会という形ではなく一緒に対等なアーティスト同士のように公演をしたりしているダンサー・振付家もいます。

▼アオキ裕キ氏主宰のホームレスの人たちのダンスカンパニー「新人Hソケリッサ！」

▼認知症の高齢者との「とつとつダンス」や、車いすの人や妊婦とのダンスを行う砂連尾 理（じゃれお おさむ）氏

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