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天然石粉末を色々使いました。そして、大発見。同じ番手で色がけっこう違う。

こちらの続きです。

キラキラの儀は、来週にしようと思っていたのですが、金の船の取り付けが終わり、キラキラの儀もしたくなってきました。やはり、好きな素材と触れ合いながら制作を進めると楽しいです。画面に定着させれば、きらめきを眺めながら制作できますし・・・。

画面の凹凸が増えるので描き辛くなりますが、何か新しい表現を編み出せるかもしれませんし・・・。

というわけで、キラキラの儀です。

キラキラの絵を始めた頃(2021年)は、お店で実物を拝見しキラキラする粉だけ買っていたのですが、最近は天然物ならなんでも気になる色があったら買うようになりました。なので、今となっては単体ではキラキラしないのもあります。よ~~~~く見ると、細かい光が優しく光ったりもします。

それから、単体では光らないのですが、面にした時に光らせる裏技も開発しました。というわけで、単体ではキラキラしないのも使いつつもキラキラの儀です。

アクリル絵具と重ねて色んな色をつくるのが、今回したいことでした。あたたかい日常の作品群の手法の進化形といったところです。

こちらの作品等々をつくったとき、楽しかったので、さらに色々してみたくなってしまったのでした。秘蔵の石の粉たち、使うなら今だと思いました。

白いのの他に、岩黒特荒、1、3、象牙色5、柳葉裏5、緑瑪瑙5、白翠末5、杉葉色5、7、9、11、岩焦茶9、朽葉色5を使いました。天然石粉末との触れ合いを、大いに楽しみました。


そして、おもしろいことに気付きました。朽葉色は2つありました。番手を確認しました。同じ5番なのに色が違うのです。絵具で言うと、例えばローアンバーとバーントアンバーくらいの違いがあると思いました。少なくとも私の目にはそう見えました。これはそれぞれその色に見えた、という意味ではなく両者くらいの明確な違いが感じ取られたという意味です。

本日、使用前は気付かず、2色だと思い使いました。そして、何を使ったか記録しようとして容器のラベルを確認し気付きました。

岩絵具用の石の粉は、番手が違うと色が違います。大まかに言うと、粒が小さくなるにつれて薄くなり白っぽくなっていきます。同じメーカー様の商品ですし、同じ番手なら同じ色だと思っていました。購入時は気付きませんでした。恐らく別のタイミングで異なる店舗で購入したのでしょう。今は○○が切れそうだから買おうというよりは、好奇心の赴くままにその時棚に並んでいるもののうちピンと来たのを買うようにしています。

2つの5番の色の違いは、とても興味深い事実だと思いました。

メーカー様が違うなら番手が同じでも色が違うことはありそうです。私はまだそこまで色々比較できていませんが、色ではなく、粒の大きさであれば、実際、違いがありました。同じ番手で小さ目、大きめという感じです。白い粒だったので、大きさの違いだけでしたが、有彩色あるいは黒系であれば色の違いもあったかもしれません。しかし、今回は同じメーカー様です。

容器をよくよく見ると、番手の他に、製造番号のような商品番号のようなものが印字されていました。07290と007290。どうやらメーカー様も別物と認識していらっしゃるようでした。天然の石を使っているから、こういうことが起こるのだと思いました。なんだか面白いです。唯一無二の作品です。

私が知らなかっただけで、他の色もそうなのかもしれません。

どうしてもこの色じゃなきゃダメ!という場合は問題になるのでしょうけれど、今回の制作についてはむしろ楽しくて嬉しいです。

2つを比較した写真を撮りたいですが、色々動かさないといけませんし、今は作品をそっとしておきたいのでいつかそのうち・・・。

ありがとうございます。それでは、また。

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