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その仕事、お金じゃないなら何のため?

ショートケーキ、フルーツケーキ、モンブラン、練り切りが目の前にあったら、迷わず練り切りを選ぶような子でした。

子どもの頃、本当にたまに(年に一度か二度だったような)母の古くからの知り合いが営んでいる、尾道の老舗お菓子屋さんへ連れて行ってもらうことがありました。端から端までショーウィンドウいっぱいに並ぶケーキやおまんじゅう。いつも「よぉ来たねぇ。」と笑顔で迎えてくれるおばちゃん。そのお店がなくなる日が来るなんて。でも、菓子職人さんに後継がいないんじゃ、自分の代で廃業するしかないですよね・・・と思っていたら4年前、復活を果たしていらっしゃいました!後継はいないのに、なぜ?

それについては、YouTube「LITTLEアイランズ」の4年前の桜の頃、やめるのをやめたことをご覧ください♪

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ところで、今回のお菓子屋さんとの話をきっかけに日本人気質について考えることがあったので、ここで話してみたいなと思います。

撮影が終わった日、帰りの車で夫(中国人)が言いました。

なんで日本人は一つのことをやり遂げられるのか?もはやお金のためじゃないよね?

はっきり言って、中国人は商売上手です。お店でも会社でも良いのですが、何のためにやっているかがシンプルかつ明確。当然、お金を稼ぐためにやっているんです。もちろん、日本でも商売=お金を稼ぐことなのですが、それ以上に、やりがい・生きがい・プライドみたいなものがプライオリティ上位に来るのかなぁ、と個人的には思いました。

では、その違いは何なのかな?と、私なりに分解してみました。

日本は、「職人」を尊敬したり大事に思う国民性があると思います。その人にしか作れない何かだったり、時間をかけて技を磨いたその人に対する尊敬だったり。それがあるからこそ、職人さんだって自分の仕事に誇りを持って「仕事=人生のやりがい・生きがい」になるんじゃないのかと。

一方で中国では、良い物はすぐ真似される傾向があります。(とても控えめに言ってます。)なので、良い物を作っている人に価値があるというよりは、それを利用していかにビジネス展開し、お金を儲けられるかの方に価値があるんだと思っています。

あくまでもこれは私個人が感じたことなので、もちろん全てに当てはまるわけではありませんが、今回の撮影をきっかけに、またひとつ文化の違いについて考える機会を得ることができました!

今週の「ひろしまほんと」


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それでは、また!

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