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時価総額10兆円超え15社

日本の株式市場において、時価総額10兆円超えが15社になるという喜ばしいニュースがあったので取り上げる。※画像は日経から引用。2024年1月5日から22日の騰落率

要約文

この記事は、2024年1月22日の東京株式市場に関するものです。要点は次のとおりです:

- 日経平均株価は前週末比583円高の3万6546円に上昇し、1990年2月以来の高値を記録しました。これは33年11ヶ月ぶりのことです。

- 株価上昇の主導力は、半導体関連などの超大型株で、知名度や流動性が海外投資家を引きつけています。また、世界的なAIブームも追い風となっています。

- 2023年末から日経平均は3082円上昇。東証プライム市場の時価総額は初めて900兆円を超え、10兆円を超える銘柄が15社に増えました。

- 大型株の中でも、任天堂、日立製作所、伊藤忠商事などが目立った上昇を見せました。

- 東証株価指数(TOPIX)コア30は1月5日から9%上昇し、プライム市場全体の時価総額の約36%を占めるようになりました。

- 海外投資家の購入が中心で、特に知名度の高い流動性のある銘柄が選ばれています。

- AIブームや半導体市況の回復期待が、関連株を押し上げています。

- しかし、大型株の中でも騰落率には差があり、みずほフィナンシャルグループなどの銀行株は日経平均の上昇率を下回っています。

- 日本株が持続的に上昇するためには、より多くの銘柄に買いが広がる必要があります。

この記事は、日本の株式市場の現状と、特に大型銘柄が市場に与える影響に焦点を当てています。

東証株価指数(TOPIX)コア30

東京証券取引所に上場している大型株の中から選ばれた30銘柄で構成される株価指数です。この指数は、日本経済を代表する大手企業の株価の動きを反映しています。TOPIXコア30は、市場価値が大きく、流動性が高い企業に焦点を当てており、そのため投資家にとって日本の大型株市場の重要な指標となっています。この指数に含まれる企業は、日本経済の健全性や成長の動向を理解する上で重要な役割を果たします。

SMCとは?

SMCは、2024年1月5日から22日の騰落率が13.9%、時価総額が5.7兆円の会社である。しかし筆者は恥ずかしながら初めて聞いた会社なので、どんな会社か調べてみた。

SMC株式会社は、日本の大手企業で、主に空気圧機器※の製造・販売を行っています。空気圧機器とは、圧縮空気を動力源として動く機械のことで、工場の自動化や省力化に不可欠な部品です。SMCの製品は、自動車製造、食品加工、パッケージング、半導体製造など多岐にわたる産業で使用されています。

※ 空気圧制御技術は、操作性、耐環境性、安全性、経済性という点で優れており、特に瞬時に大きなパワーを発揮でき、停電時の非常運転も可能な点が特徴です。また、構造や保守が簡単で、価格も安価なため、自動化システムの構築に適しています。

SMCの特徴は、その幅広い製品ラインアップと、高い技術力にあります。エアシリンダー、ソレノイドバルブ、フィルター、レギュレーター、チューブなど、多種多様な空気圧機器を提供しており、カスタマイズされたソリューションも提供しています。また、世界中に販売網を持ち、グローバル市場での強いプレゼンスを確立しています。

SMCは国内市場で65%、世界市場で38%のシェアを占めており、その製品は産業機械の駆動に欠かせないものとなっています。しかし、その製品は一般消費者の目に触れることは少なく、長らく情報開示に消極的だったため、一般にはあまり知られていない企業です。現在は、社長の高田芳樹氏の下で、透明性の向上やコーポレートガバナンスの強化に取り組んでいます。

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