本には交流がある 最終章2 安保徹さん  二つの生命体の合体から始まった

三木成夫さん、安保徹さんの本も15年前くらいに読み始めたのですが、今回改めてじっくり読み返してみて、お二人の熱が相変わらず伝わってくる。残っていく本だと確信しました。
安保さんの本をもう少し早く読めていれば、母がパーキンソン病を患ったときに対応が違えたかなと、少し悔しい気持ちもあります。もちろん母に心配をかけ通しでストレスを与えてパーキンソン病の原因の一つを作ってしまったに違いない自分の未熟さを棚上げして、対応云々とは言い訳だけれど、血流の大切なことが理解できていたら、もっと寄り添った考えが出来たんじゃないかと口惜しい。親不孝をたくさんしてしまった自分がもっともらしい講釈を言うのは、図々しい、笑止千万だけれど、私が大きく道を踏みはずさずに、絶望だけはしなかったのは、母の存在だと思います。親や爺さんになった今自分は、いい親を持って幸運だなと、つくづく思う。「おかあちゃ」は亡くなって12年になるけれど、つらいときには、母のまっとうな生き方の姿勢を思い出し、母がよく言っていた「元気を出さなくちゃ」に倣わないと!。
話が脱線してしまいました。
安保さんの本に戻ります。
薬のことも母と関連します。パーキンソン病の薬も時には幻覚を見せてしまう。薬も一時的には必用だが薬漬けには問題があると安保徹さんは警鐘を鳴らしてくれています。薬に頼るので無く血流をよくして低体温から脱却することだと。たとえば、膠原病という名前はあるのに、原因はハッキリしないまま薬は投与される不思議なことが起きている。たしかに私の周りをみても健康食品やビタミン剤のように医薬品を飲んでいるようだ。
いや門外漢の私が過激なことをいうのは噴飯物かも知れないが、安保さんの本からの、自律神経、白血球の「がんばり」、ミトコンドリアのことは、前記の三木成夫さんと母のことと相俟って私に「元の気」を何ものかを示唆してくれている気がする。勿論、浅薄なわたしに答えがわかるわけがなく、大笑いされそうだが言ってしまえば、自分は38億年前の生命誕生、20億年前のふたつの生命体の合体から多細胞の道筋が出来た生命体のリレーされた「命」といえるでしょう。これ以上は、三木成夫さんの本の時と同じように、安保徹さんの言の葉を、ちりばめて、命って何だろうと想う私の灯台の光とします。
ちなみに、おふたりに啓発されたもので、詩か、掌編の物語を綴りたいと想う衝動があります。生産性、損得とは遠い意欲ですが、72歳の爺の趣の味わい方としては、わるくないと自己満足です。書けるかな?書きたいな!

『相反する性質をそなえている生命体が先祖細胞
真核細胞、ここから生命体の進化  原核細胞は分裂するだけ。 
生命体は基本、不老不死、バクテリア 不老不死でない生命体は真核細胞生命体だけ エネルギー効率のいいミトコンドリア生命体
20億年前、光合成細菌が現れ、そのため解糖系(分裂)生命体は酸化の害で生きづらくなった、そこへ酸素を使ってエネルギーをつくるミトコンドリア生命体が私たちの先祖細胞に寄生した 生命体の合体 大事に大事に使いながら酸素焼けしてこときれる、それが人間に寿命がある生物学的理由
ミトコンドリアがほとんどない精子 ミトコンドリアだらけの卵子
ミトコンドリアはすべて母親からの遺伝   折り合いから多細胞、分裂でなく生殖 生命体は自ら失敗することはない 生命を生かす方向に働いている生命現象  ミトコンドリア、体内の発電所 病気は偶発的に起こらない 自律神経の偏り 囚われの世界(おびえ)先祖返り現象、たとえば、赤血球が細胞をやめてしまう 細胞の一つひとつが生命体としての活動を行っている   
多くの細胞が死と生を繰り返している 赤血球には核がない、ミトコンドリアもない、HMCもない 自律神経は体内活動のすべてを調整するまとめ役、指示を出しているのは視床下部 自然免疫、獲得免疫、細胞に目印(MHC)がついている 胸腺は鰓から生まれた いま私がいるということは生命体の発生から言えば不老不死で来ているということ 生命体が薬でもって病気が治るとは思えない からだはバラバラには病気にならない リンパ球の教育という胸腺 胎児は自己ではないが巧みなしくみで排除を免れている母胎と他人(胎児)が同居する特殊なケース(胎盤の細胞には自己の目印となるMHCがない 陸上に上がって肺の呼吸をするようになってからの特化した免疫、胸腺、リンパ節、脾臓 免疫力はミトコンドリアの環境をよくする生命体の最後の闘争手段 命を動かす方向に働いている生命現象をみつめ』』

*安保徹著(安保徹のやさしい解体新書)(かたよらない生き方)(安保徹の病気にならないしくみ)より参照引用 




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