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ワシントン大学留学体験記1(留学したきっかけ編)

2022年9月~2023年6月までアメリカ合衆国ワシントン州シアトルのワシントン大学に9か月間交換留学していました。

この留学体験記は全15本あって、この記事は1本目になります。

留学に行く前から、他の人が書いた留学体験記を読んで、私も留学体験記を書いてみたいなあと感じていた。むしろ、体験記を書くことが夢だったかもしれない。
しかし、留学先では文章を書いている時間がもったいないと思い、また留学から帰ってきてからは就活や大学が始まったこともあって、「書く」という作業を放棄していた。
留学からもう1年が経とうとしている中で、記憶が失われないうちに自分の見たこと、聞いたこと、思ったことを書き留めておきたいと思うようになった。いつか、これを読んでくれた人々にとって、留学をする際のきっかけや参考になれば嬉しい。

なぜワシントン大学に行こうと思ったのか?
少し、私の過去の経験から話そう。
私は中学生のころから、留学をすること、海外で生活することに強い憧れを持っていた。
高校生のころ、修学旅行でカンボジアとベトナムに行ったことはあったものの、英語圏に行くことは大学生になるまで一度もなかった。また中高生の間に英語圏で短期留学やホームステイをしたかったものの、経済的な理由もあって実現しなかった。
母曰く、そんな短期間海外に行っても英語が上達しないでしょ、とのこと。
当時は不満だらけだったが、今から思えば、母の考えは賢明だったと感じる。
話を戻すと、中高生の頃バイリンガールちかさんのYouTubeを見ることがとても好きだった。高校2年生のたった2週間の夏休みで、私は朝の10時から夜中の2時までちかさんのアメリカ旅行の動画や英語での日常会話の動画をひたすら見まくり、「いつか絶対にアメリカに行ってみたい」という思いを抱くようになる。
紆余曲折あって、外国語学部でフランス語を専攻したが、フランス語は全く上達せず、モチベーションもあまり無かった。これからどうしよう、と考えていた時、中学生から思い描いていた「留学」をしよう、と決意したのが大学1年生の3月頃である。
当初はカナダに行きたいと思っていたが、英語の語学要件が足りず、まだ他の国と比べると語学要件の低いアメリカにしよう、と考えた。アメリカの地理なんて最初はさっぱり分からなかったが、移民や多文化共生について学びたかったので、アジアからの移民が多い西海岸がいいなと思った。また、バイリンガールちかさんのワシントン大学の様子を撮った動画を見たとき、早大で立派なキャンパスを見て、いつか私もこんな大きなキャンパスで授業を受けてみたいと思っていた。
これが私がワシントン大学に応募することになった経緯である。


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