子どもが善くも悪くもなるには、親の育て方だと改めて気づいた毒親育ちの私


#最近の学び

鳥山明先生が亡くなられたことを機に、U-NEXTのドラゴンボールのアニメを少しずつ見ている。
リアルタイムで見てたシリーズは、セルと魔人ブウ。
魔人ブウとサタンのやり取りがこんなに良いシーンだと、子ども時代はさほど思わなかった。
今見ると、すごく良いエピソードだなぁ。

サタンと魔人ブウが信頼関係を作った後に、「嫌な人の言うこと聞いてはいけない、家を壊したり人を殺したらダメですよ…」と大好きなサタンに言われて、あっさりと「やめる」と答えた魔人ブウ。
殺そうとした犬に懐かれ、喜ぶブウ。
その犬がブウに無償の愛を注ぎ、それを喜ぶブウ。
犬を撃たれた時に、サタンが犯人を瞬殺。
そのことが魔人ブウにとって、情操教育のようなものになっていた。
……私って魔人ブウかも…。
毒両親と毒姉という嫌な人達に誤った常識を植え付けられた私。
真っ当なことを、好きな人に言われずにいた私。誰からも愛されずに。

かつての私はビビティバビディに洗脳されたままの魔人ブウであり、魔人ブウのまま大人になり、社会に出てしまったのだな。
私はずっと魔人ブウ状態だったのだ。

同じくU-NEXTでドラえもんの過去の映画もUPされている。
大山のぶよさんのドラえもんを少しずつ見ている。
ジャイアンとスネ夫って嫌な奴だ。のび太もドラえもんに対してひどい時もある。

……私、気づいた。
ジャイアンとスネ夫って、私の2番目の姉(次女)だ…。
性格の悪く理不尽なところが、次女にそっくり。
母いわく、物心つく前から次女は妹である私に悪態をついていたそうだ。
話しぶりからして、母は「そんなこと言ってはダメよ」と注意してなかった。
なので、物心ついた時には「かぼちゃのブス!」など言われていた。
言葉の意味はわからず、とにかくにらみをきかせて色々と罵倒された。
幼稚園時代から既に次女からは理不尽な目に遭っていた。とにかく罵倒や仲間外れ、命令されていた気がする。
具体的に覚えてないが、ジャイアンとスネ夫の会話を聞いていて、「あ~次女も私に対してそういう感じのことをよく言ってたな」と思った。
強制して、理不尽に殴り、理不尽に悪口を言い、仲間外れにする様。
母は見て見ぬふり。
ジャイアンとスネ夫の感じは、まさに次女。
大人になっても、「次女ひどすぎるわ…」と思った。

昨年から子育てをしていて、「そんなひどいことを言ったりしたりする子ども、いないけど?」と支援センターにいる子ども達を見て感じる。
支援センターのお母さん達は、我が子にもよそ様の子どもにも優しい口調で優しく話す。
そんな風に育てていたら、自然と人様にひどい態度をすることはない。ジャイアンやスネ夫みたいな子どもには育たない。
しずかちゃんや出来杉くんのような、普通の子どもになるのは、普通に人に親切な子育てをしていたら、そう育つ。
そうそうジャイアンスネ夫みたいにはならない。
だが、私の家族は非常識な毒家族だった。
私は幼い時から虐待を受けていた。私自身気づかなかったが。

“最近の学び”とは、“子どもは育てたようにそだつ”ことだ。
思いやりや優しさも、教わるものだ。
子どもは勝手に育つもの、なんてことはない。
きちんと人間として常識や優しさを、親が自然に教えるものだ。

私は、ゴリゴリの毒家族育ちの元放置子ゆえ、非常識で人と交わることが大の苦手。
だが、結婚してから穏やかな日々を積み重ねることで少しだけ“普通の人”に変化した気がする。
なので、我が子には赤ちゃんとはいえ、優しい言葉がけをしてると思う。
これから誤ることもあると思うが、そんな時は夫や義母に正してもらおうと思った。

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