白線流しが描きたくて
1996年1月
残業で遅くなった私を母が駅まで自転車で迎えに来ていた。
当時私は名古屋に務めるOLで帰りが23時を超えることもしばしばだった。
自転車に二人乗りして帰る道、母がキャッキャと話していた。
「松本を舞台にしたドラマをしてたの。主人公の男の子がかっこいいの。中居くんよりかっこいい!」
母は長野県出身で、私は当時中居くんウォッチャーだったのだ。
(テレビでの言動を垣間見て、何かすごい子がいる…ってなってた)
翌週からそういえば…と見始めた私はドはまりし、
今でも「白