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英才教育経験者が考える子どもの習い事


『子どもの教育が一番価値がある』という、ひいおばあちゃんの教えのもと、私は子どもの頃から通算10個の習い事をさせてもらいました。
このうち、華道と茶道は自分のお金で通いました。華道と茶道は桁違いにお金がかかるので。

母のパート代は、ほぼ習い事代になっていたとか…(そのお金を少し貯金していておいてくれれば、突然貧困家庭になることもなかったのかな~とも思いますが笑 この話はまた別の記事で)

私が実際に習っていたものはこちらです

  1. 絵画  (3歳~8歳)★水彩画のコンクールで賞金稼ぎしてました

  2. スイミング(3歳~10歳)★一通りの泳ぎ方ができます

  3. 書道 (3歳~15歳)★毛筆・硬筆ともに特待生を取得

  4. ピアノ(3歳~18歳)★ショパンなど弾けます

  5. 学習塾①(近くの個人塾)(10歳~15歳)★中高の成績はほぼオール5でした

  6. 学習塾②(大手予備校)(16歳~18歳)★模試で基準点を超えたので、一部科目を無料で受けてました

  7. 英語 会話クラス(13歳~18歳、21歳~22歳)★会議とか旅行とかで役立っています

  8. 英語 読み書きクラス(13歳~15歳)★英文契約書の読み書きで役立っています

  9. 華道 (18歳~現在も)★講師資格もってます

  10. 茶道(18歳~現在も)★講師資格もってます

この習い事経験から考えたこと…

①絵画は習ってよかった!


イラストは得意ではないですが、水彩画は得意です。
私の子どもの頃は、絵画教室はマイナーだったので、このスキルは高く評価してくれる大人がたくさんいました。

デッサンの仕方を習うだけで、子どもでも本格的な絵が描けるんですね。そのため、自分では普通に絵をかいているだけなのに、『神童がいる』と勝手に騒がれたりしました。全部日々の鍛錬の賜物ですよ、今なら思えますが。絵を描くと褒められるので、喜んで毎日書いていました。

絵画を習う子は少ないので、希少価値が高くなり、おすすめです。
夏には絵画教室で写生大会をして、絵画教室の先生の別荘のプールで遊んだり!とても充実していました。

8歳くらいになると狙った賞は受賞できるようになってきたので、自分で目標を決めてコンクールに応募したりしていました。景品を母にあげると喜ばれたので、嬉しかったです。(近くのドラッグストアの商品券とか)

②ピアノはコスパが悪いけど、絶対音感はあったほうがいい!


ピアノは習い事的にレッドオーシャンです。
始めるとすぐわかるのが、『上には上がいる』。
私は勝てない場所で戦うのが好きではないので、早々に撤退したかったのですが、大成しないとうちの両親はやめさせてくれないので、ずるずる18歳まで続けていました。
でも、いいこともありました。

17時になると流れる『夕焼け小焼け』などの曲ですが、私にはあれが音階で歌っているように聞こえます。
中学校と高校では強豪の吹奏楽部にいたので、周りもみんな音楽ができる子ばかりで、自分のスキルに気づかなかったのですが、夫に音階で歌ってるところを聴かれて、気づきました。
音階で歌っているように聞こえたり、耳にした曲をそのまま楽器で弾いたり、というスキルは誰しも持っているものではなかったのです。

これは、ピアノをやっていたおかげですね。
親に感謝です。吹奏楽部でこのスキルがないと、合奏とかちょっと大変なときもあるので、絶対音感があってよかったです。

③3歳で4つの習い事は忙しすぎ!


子どもながらに、『親や友達ともっと遊びたいのにな~』と思いながら、
3歳で、4つ習い事をしていました。
特に、土曜日!
AMは書道で、お昼は母の車の中でおにぎりなどを食べ(今思えば移動飯ですね。女優のようです)、PMは絵画教室。
本当にハードでした。
絵画教室の間、母と祖母はショッピング、教室が終わったら3人でステーキハウスでご飯を食べるのですが、『私もショッピングいきたいな~』とずっと思いながら、柘榴とか曼殊沙華とかをデッサンしていました。3歳でそんなデッサンをしていたので、そりゃ保育園でびっくりされますね。

3歳からそんな習い事ライフを送っていたので、とにかく遊びの時間の捻出も大変で、友達と遊んでいても『ピアノだから帰るね!』とか、習い事から習い事へのはしごとか、ざらでした。

自分の3人の子どもたちの習い事事情は?


私の子どもたちは4歳、3歳、0歳ですが、まだ一つも習い事をしていません。単発的な児童センターでのリトミックとか、体操とかはやったことはありますが、本格的な習い事はまださせていません。

私自身の多忙な習い事ライフを子どもたちにも強要したくなかったのと、
私が副業で茶道を子どもたちに教えてみて、4、3歳はまだまだ習うのが難しい子もいると感じたからです。

それよりも今は家族の時間を大切にしています。
早期の習い事=英才教育もいいですが、休日は何も予定を入れず、のんびり家族で公園でピクニックをしたりしています。

その方が、長期的にみて子どもたちの自己肯定感だったり、話題の非認知能力だったりが身に付く気がするし、何より子どもたちがとても楽しそうで、私たち夫婦もそんな日々の過ごし方に満足しているからです。

でもそろそろ、子どもたちからやりたい習い事を発案されることが多くなってきたので、春くらいから体験レッスンに連れて行こうかなと思っています。

追伸…


習い事は自分のお金で行くのが一番続く気がします。
華道と茶道は桁違いにお金がかかるので、両親から『自分で稼げるようになってから始めなさい』と言われていました。
自分のアルバイト代から捻出していましたが、1時間1000円くらいのバイト代をかき集めて、通うお稽古には情熱のかけ方が違います。
先生と姉弟子さんとの会話にも聞き耳を立てて、何か学べることがないか、意地でもお稽古代分の技術を身に着けて帰るぞと。気合が違いますね。


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