見出し画像

伝記映画とは『ブロンド』を見て

こんにちは。sekaikanです。

マリリン・モンローの名は誰しもが聞いたことがあるのではないでしょうか?

20歳の私がマリリン・モンローと聞いてイメージするのはアンディウォーホルの絵画くらいで

それ以外の彼女についての知識はなく頭の中で、昔の有名な海外の芸能人(マイケルジャクソンとか)のフォルダーに入っていました。

映画『ブロンド』を見て

先日Netflixで『ブロンド』という映画を見て、マリリン・モンローのイメージが一変しました。

正直、見ていて幸せになる映画ではありませんでした。

性暴力やその他の暴力の描写、数回の中絶やマリリンが必死に自分を保とうとする様子は見ていて痛々しいものでした。

久しぶりに衝撃の強い映像を見たからか見終わった後も憂鬱な気持ちは数日間晴れず

マリリン・モンローは本当にこんな人生だったのだろうか、彼女のことについてもっと知りたいと思い、ネットをあさりました。

私の見てきた作品の幅が狭いのもありますが、
恵まれない女の子が幸せを願い奮闘し、結局周りの男性に振り回され孤独に死ぬというストーリーに疑問を抱いたということもあります。

実際に私なりに調べてみたところ、そもそもこの映画はマリリン・モンローの人生を描いたフィクションだと発表しているということ、
映画で起こった出来事については本当にあったことや無かったことがごちゃ混ぜになっているという意見が見られました。

特に参考にした記事はこちらです。

この映画の存在意義

自分が嫌な思いをしたり受け入れられなかっただけで
その映画を低評価するのは面白くないということを念頭においた上で

なぜこの映画の作り手はこのように描いたのか、どんなことを伝えたかったのか考えました。

そして故人を描くことはどこまで許されるのだろうとも考えました。

例えば織田信長をめっきり悪い性格極悪非道に描く作品もあれば、信長が主人公の映画は共感できるよう義理堅い人物、強くかっこいい人物として描く作品など複数あります。
それは信長が死んでから長い月日が経っており、もうその時代のことについて語れる人はいない=本当のことはわからないという事実に落ち着くので、ある程度見る側もフィクションとして捉えることができるからです。

マリリン・モンローは1950年代に人気を誇った人物であり、まだファンや親族が存在しているはずです。
この映画を見て彼らはそう思ったのだろうと思いを馳せました。

その上でじゃあ100年後や200年後に特定の人物を描く際、事実無根の改変伝記映画を作っていいかとなると、、、反対派かなー
ある程度の自由は広がるとは思いますが

私は人を幸せにする映画があるならば、不幸せにする映画があってもいいと思うのですが、その題材にされるのはやっぱり張本人に失礼だし、せっかくフィクションという方法があるのなら名前を出さなくてもよかったじゃないかという意見に落ち着きました。

とはいえ、この映画を見て自分が知らなかったマリリン・モンローについて調べるきっかけになり世界が広がりました!

不幸な人生に終わったとされているマリリンですが、彼女が生み出した作品は全て有名になり、曲などは今でもCMに使われたりしています!

もし興味があれば映画『ブロンド』ご覧ください。
是非感想をコメントでお待ちしています。


この記事が参加している募集

映画が好き

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?