なかとみ / Nakatomi

カナダ在住文系大学院生。-30度の中でゆるゆる哲学を勉強しながら、日本語を教えながら、…

なかとみ / Nakatomi

カナダ在住文系大学院生。-30度の中でゆるゆる哲学を勉強しながら、日本語を教えながら、時々ドイツに行ったり、日本に帰ったり。

マガジン

  • 英語を学ぶ

    英語を勉強している方におすすめです。長く、無理なく、続けれる勉強が言語の勉強に一番向いていると思っています。

  • 映画・ドラマ

    自分の中だけで留めておくにはもったいない映画やドラマを紹介しています。

最近の記事

Black History Monthに観たい映画

つい最近気がついたのだが、2月はBlack History Monthらしい。英語版ウィキペディアによれば、アフリカに祖先を持つ人たちのグループの歴史上で重要な人々やイベントを覚える月間としてアメリカとカナダの政府に認められている。最近ではアイルランドやイギリスでも祝われるようになったという。今年のテーマは「African Americans and the Arts」だというので、私は美術には疎いのだが、映画を見ることでちょっとでも参加できたらなぁと思って映画、ドラマを紹介

    • ドイツの年越し

      ドイツ人は年越しの少し前から、花火の規制に関するルールをネットで読み始める。基本的に(ベルリンでは)花火を年越しにかけて放てる場所が制限される。日本の手に持つ花火とは違って、ドイツの花火は打ち上げるタイプが多く、それで指を無くしたり、火傷を負ったりする事故が後をたたない危険なものと認識されている。しかも、花火を放った後は片付けなどお構いなく、そのまま放置だし、中には人の家のアパートのバルコニーに投げ込んだりする輩もいるものだから、人の多く集まる場所では規制されることが多い。

      • 英語の本を読む: 1

        アガサクリスティの"And Then There Were None"(邦題: 『そして誰もいなくなった』)を読んだわけだが、モヤモヤしてならない。ちなみにネタバレはない。 ミステリー映画は好きで、「オリエント急行殺人事件」や「ナイルに死す」などからアガサクリスティに興味を持ってずっと原文で読んでみたいと思っていたが、なんとなく敷居が高い気がして先延ばしにしていた。でも、やりたいと思ったことはすぐ行動に移そう、と最近思い始めて、大学までの通学の時間に読み進めることにした。

        • これだからカナダの大学院は魅力的

          最初に断っておくが、カナダの大学院に留学する10のメリットみたいな話ではない。そういう記事はいずれ出すかもしれないし、出さないかもしれないけど、今回は、多文化だからこそカナダで学ぶことに意義がある、という話。 今学期はアカデミックライティングの授業をとったわけだが、多分人生で一番とって良かったと思った英語の授業になった。いろんなバックグラウンドを持った人が集まって、毎週クラスメイトの文章を編集するのだが、これがいい時間になるのだ。 もちろんライティングを向上する、という点

        Black History Monthに観たい映画

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        記事

          途中で嫌にならないスタンドアップコメディに出会う

          スタンドアップコメディは当たり外れが激しいと思う。 特に、女性軽視を含むようなものや下ネタに走りがちなものが多くて、全然笑えないのに観客が笑っていて、トークにも観客にも冷めて途中で見るのをやめたり。 でも、このテイラー・トムリンソンだけは、同じトークをネットフリックスで見返しては笑って元気をもらっているのだから、絶対おすすめできると思う。もちろん、スタンドアップコメディなので下ネタはあるから、それが苦手な人にはどう足掻いたって好きになってはもらえないと思うけど。 Taylo

          途中で嫌にならないスタンドアップコメディに出会う

          私のドイツ人パートナーはポテチを箸で食べる

          違う文化で育った人とお付き合いするという事は、それぞれの文化に少しづつ染まっていくという醍醐味がある。お互いがお互いの文化を好きならそれは尚更加速する。 私のパートナーは箸でポテチを食べるようになった。 もともと私が手が汚れるのが嫌でポテチを箸で食べていたら、パートナーが感激して真似するようになったのだ。箸なんて無い家庭で育ったのに、今ではポテチを食べる時は1人でも自分で箸を用意してパリパリ食べている成長っぷり。パートナーに言わせると、箸以外にポテチを食べる方法はないらしい

          私のドイツ人パートナーはポテチを箸で食べる

          期待を裏切ってくる国、ドイツ(いい意味で)

          ドイツ語がままならないまま、ドイツという国を想像とネットと本でしか情報を持たずに、なんの情報もないまま旅立って1年暮らしてみたら、ドイツの魅力に魅了されるかと思っていたが、正直なところ住んでいる間は、そんなこともなかった。 それなのに、ドイツを離れた今ではドイツでの生活も悪くなかったなと思うし、むしろまた住みたいな、とまで思うのだから、まだまだ期待を超えてきてくれるし、ドイツという国に結局魅了されてしまったのかもしれない。 生まれてこの方、20年近く日本でしか過ごしてこなか

          期待を裏切ってくる国、ドイツ(いい意味で)

          誰も英語での文章の書き方なんて教えてくれない。自分で学ぶしかない。でもそれも悪くない。

          アカデミックな英語の文章を読めるようになるのはあまり時間がかからないけど、書けるようになるには練習が必要で、時間と労力がかかる。ただ、書き方に関しては誰も手取り足取り教えてくれないので、苦労する。 特に英語だと尚更難しい。自分の第一言語でないから、言葉の雰囲気とかニュアンスとか、長いこと勉強しているとわかっているようでわかっていないことがたくさんある。こないだなんて、教授に"claim"と"argue"の違いは分かっているのかと聞かれ、そんなの知るわけないじゃないかと思った

          誰も英語での文章の書き方なんて教えてくれない。自分で学ぶしかない。でもそれも悪くない。

          センスに溢れている映画予告はこれだ

          私は映画の予告を見るのが大好きで、みた映画の数よりも予告の数の方が多いと思う。、、、と書いてみて、それは当たり前できっと大半の人がそうだから書くことのほどでもないなと気付いたわけだが、でも予告を見るのが好きなのには変わりがないので、まぁいいかと思って最初の一文を残しておくことにする。 予告が良ければ映画がいいというわけでは決してないし、予告が内容を要約しすぎていて、映画があんまり光らなかった予告もたくさんある。予告を作るのって難しいんだろうなぁとは思うものの、映画を見たくさ

          センスに溢れている映画予告はこれだ

          Duolingoから効果的に勉強をする方法を学ぶ

          Duolingoの記事を以前書いて、これで魅力はもう書き尽くしたと思っていたのだが、不思議な巡り合わせで、(詳細にはYouTubeのアリゴリズムのおかげで)TED talksで最近でていたDuolingo CEOの話を聞いてしまったので、もう1記事書いてみることにした。 タイトルは「勉強にどうやってSNSと同じくらいの中毒性を持たせるか」。 今はまだ日本語のサブタイトルは出ていないようだが、きっとそのうち出ると思う。プレゼンも面白いので、一度聞いてみるのもいいかもしれない。

          Duolingoから効果的に勉強をする方法を学ぶ

          勉強は楽しいのか、ある大学院生の回答

          大学院にまでいくと、特に海外の大学院にまで行くと、勉強好きなんだね。とよく言われる。勉強って楽しいのか?とふと立ち止まって考えると、私は楽しいとずっと思っていられるほど、そこまで勉強一筋でやってきたわけじゃない。かといえばそれなりに人生でのらりくらりとやってきて、それなりに成績も悪くはなかったけど、とび抜けて良かったわけでもない。 中学の頃までは本当に平均だったし、別に勉強が好きだと思ったことはなかったように覚えている。高校の時だって、英語のテストの裏面をやり忘れて、ひどい

          勉強は楽しいのか、ある大学院生の回答

          アクセントごとのおすすめ海外ドラマ (20選)

          あれだけ英語学習でドラマを勧めてしまったので、これはきちんとおすすめドラマもリストアップしておかなければいけないだろうと変な責任感と、誰かにぜひ見てもらいたいドラマが沢山ある、という気持ちから次はこれを記事にと温めていた。 詳しくはこちらの記事に 有名なドラマから日本ではあんまり知られてなさそう、流行ってなさそうなドラマまで、あげたらきりがない。でも、オプションがいくつもあれば、それだけ違うタイプの英語に触れられるし、この中のどれかから好きなドラマに出会えるかもしれない。

          アクセントごとのおすすめ海外ドラマ (20選)

          ネットフリックスで英語を学ぶなら、これをしなければもったいない

          あんまり自慢はしない方ではあるが、英語のリスニングだけは自慢できると思う。なんたって、IELTSで8.5を取れたのだから。 もちろん、すぐにここまで上達したわけではないし、時間はかかった。結果を出すことに焦った時期もそれなりにあるし、ちゃんとIELTS向けの勉強をしたときもある。IELTSの勉強法や、使って良かったウェブサイト、お金をかけずに(時間はかかったけど)どうやってCEFR C1を達成できたかは、後々詳しく書くことにして、ネットフリックスで英語を勉強したいなら、やらな

          ネットフリックスで英語を学ぶなら、これをしなければもったいない

          哲学論文から学ぶアカデミック英語(形容詞編)

          参考文献 “Killing in War: A Reply to Walzer,” Philosophia 34 (2006): 47-51. https://www.philosophy.ox.ac.uk/people/jeff-mcmahan#tab-2391051 単語リスト Page 48 [First paragraph] may nevertheless be objectively [Second paragraph] it might be thou

          哲学論文から学ぶアカデミック英語(形容詞編)

          [Duolingo]英語学習者にはおすすめしないが言語学習者にならおすすめする理由

          Dolingoとは Duolingoとは世界で一番ダウンロードされている学習アプリで、40以上の言語が無料で、しかもゲーム感覚で学べる。ちなみに日本語は2023年2月において、スペイン語、フランス語に続いて、13億人以上が学ぶ3番目に英語話者に人気な言語。たくさんの学習者がいるほど、多くの学ぶツールや楽しみ方が増えるようになっている。 文献:https://duoplanet.com/duolingo-languages-list/ なぜ言語学習者におすすめなのか D

          [Duolingo]英語学習者にはおすすめしないが言語学習者にならおすすめする理由

          哲学論文から学ぶアカデミック英語(動詞編)

          参考文献 “Killing in War: A Reply to Walzer,” Philosophia 34 (2006): 47-51. https://www.philosophy.ox.ac.uk/people/jeff-mcmahan#tab-2391051 動詞単語リスト Page 47 [First paragraph] suggest is changed have claimed elimintate claims collectiveze bel

          哲学論文から学ぶアカデミック英語(動詞編)