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HSPが敏感すぎ? 社会が鈍感すぎ?

ちょっと前、あるアニメが大流行していた時期、とある幼稚園でそのビデオを園児たちに見せたところ、「怖〜い!」と泣き出した子がいたらしい。
実は身共も、あの血がドバドバ出るシーン満載のアニメは見る気もしなかったので、さもありなんと思った。

そもそも絵も幼稚だし、ストーリー設定も不自然すぎて面白くもなんともないし(拙者個人の意見ですが)なんであんなもんを幼稚園で強制的に見せたりしたのだろう?
たぶん、先生たちというか、保母さんたちにファンがたくさんいたんだろうけど、その中にHSPな人はいなかったのだろうか?

HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン/Highly Sensitive Person)とは、米国の心理学者、エレイン・アーロン博士が提唱した心理学的概念で、神経が細やかで感受性が強い性質を生まれ持った人のこと。

全人口の約5人に1人はHSP

と考えられている。

その特徴の中に、

  • 大きな音や強い光がかなり苦手

  • 映画やドラマの暴力的なシーンが嫌でたまらない

  • 小さな音や匂いも違和感を感じると気になってしまう

などがあって、感覚的な刺激に対して無意識的・反射的に反応する脳の扁桃体が過剰に働きがちなため、刺激に強く反応して、不安や恐怖を感じやすいんですね。

身共の場合、特に大きな音が苦痛でたまらない。
今でこそ日本は世界でも静か系の国になったけれど、昔は狂ったように騒々しい国だった。

ただし、今では電車内ではシーンとしてるのが普通だけど、たまに大声で喋ってるリーマングループとか、受験オタクグループとかもいる。
あと、一部の選挙カーや選挙演説なんかにも残ってるよね。
(拙者は選挙カーで名前を連呼して騒音公害を撒き散らして平気なような超無神経かつ身勝手かつさもしい候補者には絶対投票しないことにしてますが、あなたはいかがでしょうか?)

そういえば田舎なんかだと、部落放送と称して火の見櫓に設置した非常用スピーカーから大音量で村広報的お知らせをしたり「午後五時になったのでガキどもはとっとと帰れ」的な命令をしたりしてますね。
第二次世界大戦中か?みたいな。

実は前世紀の終わり近くには、日本の環境があまりにうるさくて仕事にならないのでと海外に流出する優れた頭脳の持ち主がゾロゾロいて、密かに深刻な社会問題になっていた。
それはちょうど日本が世界最悪の公害国家だった時期とも重なっていた。
さらには、タバコの吸い殻やワンコの糞をはじめとするゴミも捨てたい放題な時期でもあった。

なので、当時はハイリー・センシティブ・パーソンだらけだったか?というと、それが奇妙なことにあまり問題にもされてなかった。
そもそも、それぐらいのこと気にしてギャアギャア騒ぐ方がおかしいという風潮だったので、じっと我慢の子するしかなかったのかもしれない。

そういえば、昨日夕方近所のスーパーに買い物に行ったら、入り口のところで(喫煙所でもないのに)電子タバコをふかしているアラフォー的おっさんがいました。
あれ、何が電子なんだかわかんないんですけど、超臭いよねー。
拙者も、昔だったら注意してたんだけど、今はもう相手にしないことにしてるんで、息を止めて通り過ぎておしまい。完無視。

どんなに社会が変わっても、どーしよーもない無神経人種っていうのはいるものだし。(注意すれば逆ギレする程度なのがほとんどだし。)
でも、それが例外中の例外になっていくにつれ、消滅→絶滅してしまう。
そういうのは「人類の進化」と言えるかもしれない。
それに対して、電子タバコなどは人類の退化。
(考えてみると、人間の発明品には碌でもない、無い方がいいものが多すぎる。)

ハイリー・センシティビティはその人の脳の特性なので、変えようがないし、変える必要もない。
HSPが5人に一人なんて言うのは、実はおかしな統計なんじゃないかな?
何をもって、「過度に敏感」とするのか?
「過度に」と言う以上は、例外中の例外でしょ。
5人に一人もいるんじゃ、もはや例外とは言えない。

ハッキリ言って、まだまだ「社会」の方が「過度に鈍感」なのかと存じますが、あなたはいかがお思いでしょうか?w

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