景丸

中学生の頃から愛と死について哲学するのが趣味であり生きがいだが、小学生の頃から忍者にな…

景丸

中学生の頃から愛と死について哲学するのが趣味であり生きがいだが、小学生の頃から忍者になりたいと願い続けてきた。それが長い歳月を経てようやく結実しかけているので最高に幸せなり。

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  • ニュース・カウンセリング・ナウ

    オンライン・カウンセラーとしての経験をもとに、マスメディアで流されるニュースや事件から独自の視点で話題展開。なお、カウンセリング実例は守秘義務順守ポリシーにより個人情報保護に配慮しています。

  • 超次元ストーリー集

    モリア・モモス原作、よしよし訳の短編小説集。日常のちょっとした隙間時間で読めるショートショートを厳選かけ流し。あなたの固定観念の殻を破って自由闊達に異次元を遊泳しつつ、想像力と創造力を解き放つ。脳を活性化し、ひとりの時間をほぼほぼタダ同然で豊かに楽しめると同時に、同好の読者同士の話題にもできる。

  • よしよし創健美術

    自らの 旅の経験と入院体験から 編み出した 斬新な健康法&美容術を お伝えする有益かつ楽しめるマガジン。

  • よしよしショート哲学集

    日々考えること感じることを自由闊達にお話ししていきます( ´艸`)

  • 英単語哲学

    英単語の意味だけでなく、背後にある歴史・文化、そして考え方やイメージが興味深く理解できる講座シリーズ。英和辞典みたいにいちいち日本語に置き換えて機械的に暗記するのではなく、言葉全体がもつ内容を広く深く理解することによって、誤読や誤訳を減らすことにもつながるでしょう。

最近の記事

日本語翻訳の功罪

よく日本の文化は「翻訳文化」と言われる。 実際のところ、明治時代にものすごい勢いで、主にヨーロッパ文化の書物なんかを翻訳しまくったので、ほとんどすべてのことが日本語だけで学べるようになってしまった。 その点、例えば東南アジア諸国なんかだと母国語しか知らないようではある程度高度な専門的な学問を勉強することはできない。 なぜなら、教科書が翻訳されてないから、原語で学ぶしかない。 それに対して、ある日本人ノーベル物理学賞受賞者も、自分は英語は全然できなくてずっと勉強する気もな

    • 「心の視覚」のありがたさ

      もう二昔ほど前のことになるけど、当時、横浜の盲学校で写真教室をしていた管洋志(すが・ひろし:1945〜2013)さんが、 君たち、自分にとって一番大切なものを自由に撮ってきて と言って生徒さんたちにカメラを渡した。 その中の一人、当時、小学校二年生だった女の子にとって、一番大切なものは一歳の弟の慎ちゃんだった。 菅さんが借してくれたカメラを持って家に帰った彼女は、慎ちゃんが眠るまで辛抱強く待った。うっかりカメラを向けると、まだ赤ん坊の慎ちゃんの好奇心を刺激して手に取ろうとし

      • HSPが敏感すぎ? 社会が鈍感すぎ?

        ちょっと前、あるアニメが大流行していた時期、とある幼稚園でそのビデオを園児たちに見せたところ、「怖〜い!」と泣き出した子がいたらしい。 実は身共も、あの血がドバドバ出るシーン満載のアニメは見る気もしなかったので、さもありなんと思った。 そもそも絵も幼稚だし、ストーリー設定も不自然すぎて面白くもなんともないし(拙者個人の意見ですが)なんであんなもんを幼稚園で強制的に見せたりしたのだろう? たぶん、先生たちというか、保母さんたちにファンがたくさんいたんだろうけど、その中にHSP

        • あなたの「変さ値」は?

          偏差値とは、「全体の平均値を50として、全体の中でどれくらいの位置にいるのかを表した値」 とのことだよね、みなさん学校とかで苦しめられてきたことと存じますが。 一方、身共の言う「 変さ値」とは、「どれぐらいの人たちから、どういうふうに『変な人』と思われていると自分が感じているかを表した値」 のこと⋯⋯とでも言えばいいかな? なので、偏差値みたく数値で表すことはできないし、客観的に評価することはむずいんだけど、まぁ程度っていうか、傾向だね。 そもそも、「変な人」というのは、

        日本語翻訳の功罪

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        記事

          「実人生インタビュー」始めます

          時々お話ししているように、二十代を通してずっと、毎年夏(時には秋にかけて)に、バックパッカースタイルで徒歩(+時々ヒッチハイク)の旅をしてきたんだけど、当初の目的は小説のネタ集めっていうことだった。 当時まだ小説書きになるということの意味がよくわからないまま、それを仕事にしようかなという軽い気持ちでね。 だけど、実際に旅をしていろんな人に出会ったり世話になったり居候したりとかしているうちに、どうも小説ってやつは嘘臭くね?と思うようになっちゃってさ。 どっちかと言うと、妄想と

          「実人生インタビュー」始めます

          老いとカネ

          人間は誰しも必ず老いていくわけだけれども、その老い方にはかなり個人差が出てきてるよね。 若いうち、壮年のうちの、老いに対する備えと言うのも、個人者が大きい。 特に考えもなしに歳をとっていくっていう人もいれば、高齢になっていくにつれてどうしたらいいかっていうことをきちんと想定して考えて対策してる人たちもいる。 しかしながら、ただ一つ言えるのは、どんなに考えていても、不測の事態っていうのはゼロにはできない。 想定内っていうことだけで、人生が進んでいくわけではない。 それと、

          老いとカネ

          幽体離脱と『存在論』

          金縛りに合う人は結構多いみたいだけど、幽体離脱を経験する人も意外とよくいるみたいですね。 中には、魂が自分の体から抜け出していく様子をはっきり覚えているとか、自分の体に戻っていくときのコツを知っているとか、幽体離脱している間に身体は冷えているとか、結構リアルに話してくれる人たちもいる。 私自身も受験勉強してる頃に、時々プチ幽体離脱的な経験をしたことがあります。ふと気がつくと、デスクに向かってお勉強している自分自身を、天井あたりから自分が見下ろしてる、みたいな。 多分、瞬間的

          幽体離脱と『存在論』

          『チベット死者の書』と『ロミオ・エラー』

          前回、『エーゲ海パラドックス』ということで、死っていうのは結局のところ情報に過ぎないんじゃないかっていうお話をしましたけど、あの場合のアエゲウス王というのは第三者ですよね。テセウス当人じゃない。 だけど、実は死に臨んだ本人も自分がほんとに死んだっていうことを知らない、分からないっていうケースがままあるらしい。 これは大昔から世界各地で言い伝えられていて、その典型的な例がチベットの『バルド・トドゥル』、俗に『チベット死者の書』と呼ばれている経典ですよね。 あれはずっと死に

          『チベット死者の書』と『ロミオ・エラー』

          『エーゲ海パラドックス』について

          ここのところずっと死について考えてるんだよ。 別に死にたいとか、死ぬのが怖いとか、そういうことではなくて、なんて言えばいいんだろう? とにかく、死ってあっけないもんなんだなぁっていう感じ? この数年の間に、身近な人たちが相次いで亡くなったってこともあるんだけど、なんかね、悲しいとか寂しいとか、そういう感情はあまりなくて、なんだかよく分からないんだよね。ポカーンとした感じで。 以前その人たちが住んでいたところへ行ってみても、そこに残っているのは記憶というか、思い出だけでね。

          『エーゲ海パラドックス』について

          妬み社会の末路

          嫉妬や妬みと羨望や羨みとはどう違うのでしょう? 英語でも、jealousyとenvyでは微妙に違いがあるけれど、この二語は必ずしも日本語の「嫉妬」や「妬み」のように否定的な含みだけで使われるわけではない。 実際、英語ネイティブな知人たちから、”I'm jealous.”とか “I envy you.” などと言われても、単に「いいなぁ」とか「羨ましいなぁ」いう意味に過ぎなかったりする。(後者の方が強い感じはある。) このことから分かるように、日本語の嫉妬や妬みというのはひ

          妬み社会の末路

          旅する哲学者とは?

          デカルトは22歳の時から十年近くにわたって西ヨーロッパ各地を旅して、彼独自の哲学の方法を編み出していった。 『方法序説』の最初の方には、こんなふうに書かれている。 それは当時としては画期的というか革新的なものの考え方だったわけだけれど、オランダ・ドイツ・イタリア・フランスなど、西ヨーロッパというごく限られた区域のことだったので、実際にはある種の限界があったことも事実ですね。 ただ、自分が生まれ育ったところで学んだ常識、特に頭だけで学んだ常識とか知識とか高度な学問とかいうも

          旅する哲学者とは?

          怒りのスパイラル

          外の世界に出ると、嫌なことに出くわすこともある。 家にいても、ネットやテレビでもっと外の世界の嫌なシーンを見てしまうこともある。 そういう時、怒りや嫌悪感や悲しみが湧いてくる。 だから、なるべくニュースなんて見ないようにしてるっていう人もいる。 実際、自分には関係ないことでイライラしたり、嫌な思いをしたり、悲しい思いをしたりするのはごめんだと思うのも仕方ないことかもしれない。 ただ、みんながみんなそうだとすると、世の中に嫌な奴らがのさばってしまうっていうことだってあり得

          怒りのスパイラル

          愛着障害タイプの嫉妬スタイル

          前回、依存度が強い人ほど激しく嫉妬しやすいと書いたけれど、依存度というのは経済的なことだけじゃなくて、むしろ愛着という形での心理的依存度の方が大きな作用をしているケースが多い。 ただし、一口に「愛着」と言っても別にその時々の相手というかパートナーだけの問題ではなくて、大体はその人自身の生い立ちによって、すでにそのパターンが出来上がってしまってるんだよね。 愛着スタイルには、大きく分けて安定型と不安定型とがある。 幼い頃に順調に親の愛情を受けて育った人は安定型、そうじゃなか

          愛着障害タイプの嫉妬スタイル

          嫉妬の真相

          飼い犬が、飼い主に嫉妬してる動画とか、よくTVやネットで流れてますよね。かわいいと言えばかわいいし、ちょっとかわいそうと言えばかわいそうかもしれない。 その点、人間の嫉妬は可愛いとばかり言ってられないケースが多い。子供でも嫉妬心から非常に恐ろしい行為につながることもあるし、嫉妬による犯罪も後を絶たない。 実は嫉妬心と言うのは依存心と裏腹になっていて、依存的な人ほど、嫉妬を強く感じやすい。 なぜなら、相手がいなくなると自分の存在も危うくなるからです。 その点、独立性の強い人

          嫉妬の真相

          身勝手運転の罪と罰

          運転マナーの悪いドライバーが多い車種ってあるよね。 特に有名なのがプリウスで、ネット上でも「今日のプリウス」的なタイトルでアップされてる動画とかSNS記事が盛りだくさん。 今は以前ほどではなくなってるのかな? 最近、個人的に目につくのは、やっぱりミニバン系。 わりと問題なく走ってるのが多いのは、やはりママ友系の日産セレナかなという感じ。 ステップワゴンは比較的見かける率が低いこともあるけど、たまに雑な運転をしてる車があるとすごく目立つ。 昨日も、広い駐車場を斜めに走って

          身勝手運転の罪と罰

          StepWagonを選んだわけ

          もう10年以上にわたって、エアウェーブっていうステーションワゴンに乗ってました。なかなか調子が良くて走りもいいし、すごい気に入ってたんだけど、今年の10月で車検が切れるし、そろそろ乗り換え時だよなと思って、次のチョイスとして、いわゆるミニバンを考えるようになりました。 1つにはゆったりとした室内でリラックスしてドライブを楽しんでみたいというのと、もう一つは、うち、でっかい亀を飼ってるもんだからそいつ連れて旅をしたりできたらいいなと、その2つが主な理由でした。 で、どうせ亀

          StepWagonを選んだわけ