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「新しい働き方LAB」第五回:研究結果発表

 こんにちは、とまよこ りゃんシーです。

 さて、いよいよ研究成果発表です。
 この半年間「 #感情ローテーションワーキング法 」を続けてみた結果、どのように生活が改善したのかをご報告してみたいと思います。

 そもそも、僕が生活習慣の改善に興味を持ったのは、自分が「副腎疲労症候群」になったからでした。日々パニック発作と闘いながら、「自分の何がいけなかったのか」と自問自答する日々を重ねた結果、結局、食生活も原因だったのですが、「自分の性格が物凄く偏っていた」と言うことに気が付いたんです。いわゆる発達障害の二次障害としてのパーソナリティ障害ですね。偏った性格で強迫的に何でもやりすぎて、どんどん神経が興奮していった。「深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ」と言う有名な言葉がありますが、まさにその通りでした。まあなってみないと分からないと思いますが。

「新しい働き方」研究結果発表

 では早速結果を見ていきたいと思います。

健康

 まずは睡眠から。今まで、消灯から入眠まで4~5時間掛かっていたものが、2時間前後で寝られるようになりました。また、入眠しても30分くらいですぐに覚醒してしまうのが、3時間くらいは連続して寝られるように。悪夢もぐっと減りました。睡眠の質も上がり、昼間の胸の痛みや焦燥感、不安感も激減。精神科の薬は要らなくなりました。排便は朝、ちゃんと起きるし、頭痛も胸の痛みも吐き気もなくなりました。30分おきに尿意があったものが4時間程度は耐えられるように。唾のコントロールも戻り、よだれが止まらずだらだら流れることもなくなりました。網膜のコントロールも正常に戻り、辺り一面がチカチカとまぶしくて何も見えなくなることもなくなりました。激痛だったPMSや片頭痛、生理痛も改善しました。正直これが一番つらかったから嬉しい。それから、メンタルのほうもかなり改善しました。泣き暮れることもなくなり、悔しい気持ち、イライラした気持ち、この世のすべてを呪いたい気持ち、死にたい気持ち、とにかく悲しくてつらくてどうしようもない気持ち、生まれるんじゃなかったという思い、すべてを傷つけて復讐したいという思い、どうして自分だけがうまくできないのかという憤り、焦燥感、その他すべての悲しみが改善し、逆に、自分なんてどうでもいいという鬱々とした思いが晴れ、アイデンティティを確立し、「自分らしい」人生をやっと手に入れることができたと感じています。感情をコントロールすることで自然とストレスマネジメントをすることができ、精神面も安定してくるのです。「感情ローテーションワーキング法」の真骨頂はここにあると思います。メンタルを安定させるコツというのはあまり探しても見つからないので、どうぞこの方法を利用してください。

 とは言え、このような変化はなにもこの6ヵ月だけで得たものではありません。体を壊し大学を中退し(させられ)たのが2016年の春ですから、それからずっと療養を続けながらこのような生活習慣をゆっくり研究・確立していったのです。
 でも、その頃とは比べ物にならない程体調不良が改善したことは事実です。当時は最寄り駅まで行って隣町まで電車で行くことすらできなかったですからね。今は高尾山だって登れますよ。
 もちろん全てが「感情ローテーションワーキング法」のおかげではないと思います。でも、自律神経が呼吸からコントロールできるように、不眠やその他の精神疾患も「自律神経」からコントロールすることは出来るのではないか? と、僕は思っています。

収入

 さて、次は肝心の収入についてです。
 この6ヵ月の収入の総額は、2,340円でした。さすがにこれで生活するのは無理です。
 ただし僕の場合、発達障害やパニック障害、潰瘍性大腸炎というハンデがありながらの結果ですので、これについてはさらなる研究が必要と言えるでしょう。

これからの課題

 上にも書きましたが、僕は「障害者」なので、健常者のデータが取れませんでした。また、比較と、「感情ローテーションワーキング法」の効果を実証するために、4つのうちの1つだけを続けて生活してみたらどうなるか、というデータも取ってみたいですね。まぁ、僕は、「嫌い」で「こだわる」ことをずっとしていた結果、病気になったわけですが。

夢は必ず叶う時代に

 このように四つの生活を続けると言うことは、すなわち「四つの副業をしながら生きる」という事でもあります。いやまあもちろん会社でやってもいいですけど。つまり、本業の消滅です。そもそも、「本業」という考え方自体が、人体の摂理に反していたんです。もう、進路を選んだり、何かを犠牲にする必要はない。業界への入り口は学歴やコネではなくインターネットになったのですから、夢は時間を掛けつつも叶えて当たり前の時代になったというわけです。

あとがき

 コロナ渦もあってか、急速にリモートワークやオンラインワークが進みました。僕は元々自営業志望でしたが、自営業のような働き方をする人は増えたのではないかと思います。そのような人たちに、働くときのコツのようなものをご紹介できたらいいと思いました。Lancersの「新しい働き方Lab」の研究員に受かったので作った名義なので今後の活動は未定です。とても有意義な活動でしたが、Lancersからのメールが全部迷惑メールフォルダに入るので消えてしまって見れないのが悩みでした。Slackのアドレスとかも多分消えたんだよね。悪いのは10日経つと勝手に消すメールサーバーだと思う…
「うつ病大国」と言われるように、日本人はうつ病になりやすいです。そういう風土の改善に少しでも役立てればなと。
 まぁ正直言って「メンタルの調整なんて健常者なら取り決めなくても普通に出来るんだろうな」って思いながら書いてましたけどね。ASDはメタ認知が不得意なので、「今、疲れている」とか「今、ストレスが溜まっている」ということを自覚できません。ですからこうやって予めマニュアルのように取り決めておかないと上手く生きられないんです。まぁつまり感情ローテーションワーキング法は発達障害専用と言うことですけどね。健常者は土日にはしゃいだりしてバランス取るんだろうなぁ。あと、もしかしたら発達障害は自律神経のコントロールが元々下手だったり、感情が自律神経に影響しやすいのかもしれない。こだわりが強かったり、パーソナリティ障害になりやすいのも原因でしょうね。あと、日本は「ストレス発散の前借り」をさせるのが当たり前みたいな文化があるじゃん。「子供時代しこたま遊んだんだから大人になったら我慢して働け」みたいなの。子供もそれが分かってるから若い時代ははじけたりする。だけど発達障害の子は子供時代にのびのびと遊べない。ストレスをずっと抱えたまま大人になって、さらに嫌でも働けと言われる。そりゃメンタルもたないに決まってるよ。その辺を分かってない精神科医って多いなと思う。

 いかがでしたでしょうか。

 僕も出来る限りこの生活を続けていきたいと思います。と言うか発達障害なのでこの生活を続けないと死ぬ。

 それでは、皆さんの令和ライフに幸あれ!



▼とまよこ・りゃんシー
 1992年生まれ。『バクマン。』の真城最高の生活を真似したら普通に副腎疲労症候群と潰瘍性大腸炎になる。その経験を生かし、「感情ローテーションワーキング法」を提唱。時間に囚われない新時代のワーカーたちの指針としてすすめる。

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