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アメリカの大学で授業を受けたら教室に私しかいなかった話

こんにちは。私はアメリカの2年制大学(コミュニティカレッジ)に進学し、卒業しました。そこではComputer Science(計算機械学)を専攻しました。

題名にもある通り、授業を取りに行ったら私しかいなかったという前代未聞の状況に遭遇しましたので、そのことを書きたいと思います。

Computer Science専攻の学生が取るクラス

私が通っていた大学ではComputer Science(以下CS)専攻の学生はCS IというクラスとCS IIというクラスの2つのクラスを取らなくてはいけませんでした。CS IをGPA 2.0以上でパスした学生のみがCS IIを履修することができるというシステムです。


タイムライン

大学2年目の春

私はCS Iを受講しました。そこでは教室内には10人ほど、オンラインで同じ授業を受講している学生も含めたら20人ほどの学生がいました。(ちなみに留学生は私だけでした)

そして私はCS IをギリギリのGPA2.0でパスしました。

大学2年目の秋

CS IのGPAが2.0という酷い成績だったので、CS IIを受講するのがかなり怖かったのを今でも覚えています。

秋学期の初日に教室に入るとそこには教授しかおらず、私が席に座ると教授から「この学期にこのクラスを対面で受講するのは君だけだよ」と告げられました。ちなみにオンラインには2人ほど学生がいました。

そして授業が始まってから教授が言っていたのは、もともと他に4人ぐらいがこの授業に履修登録はしていたけれども、秋学期が始まる前にドロップアウトしてしまったということでした。そして私は教室に1人(オンライン授業も同時に行われていたので授業に参加しているのは私含めて3人(と教授)でした)で1クオーター(約2ヶ月半)を生き延びなければならなくなりました。


CS IIの最終成績

さて、気になるCS IIの成績ですが、なんとCS Iの成績であるGPA2.0を大きく上回るGPA3.2を取得し無事授業をパスしました。授業で習った内容を用いて何かを作るという学期末の大きな課題のプログラミングプロジェクトでは14点満点のところを満点に加えてボーナス点が追加された15点をいただきました。



どうやって授業を生き延びたのか

結論から言うと、オフィスアワーに通いまくったからです。

毎週月曜日と水曜日に教授が夕方にオフィスアワーを設けており、私は授業の内容や課題がとても簡単な場合を除き、ほぼ全てのオフィスアワーに行き、教授に質問をしました。

授業でやった内容がよくわからなかった、課題のプログラミングの問題を解いてコードを書いてみたけれどなぜかエラーが出る、うまくコードが動かない、そもそも今週習った内容をどう使えば課題を解決できるのかが思いつかないからヒントが欲しい等、何かあればとにかく教授のもとに行って質問をしていました。

私の中では
自分の面子、恥、その他諸々の感情など<<<(越えられない壁)<<成績
でした。

現地の学生が落第するようなクラスを、留学生の私がクラスメイトもいないような状況でパスできたのは間違いなくオフィスアワーに通ったからだと思います。(そもそもクラスメイトが1人もいない、なんて状況はかなり珍しいですが笑)


最後まで読んでくださってありがとうございました!

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